企業競争力研究部門

企業競争力研究部門について

企業活動のグローバル化が進展し、国境を越えた企業間競争が一般的になった今日、企業の戦略や組織およびその競争環境や市場を、グローバルおよび地域や各国の特性を考慮して多面的・かつ多層的に分析・考察することが求められます。このような背景をもとに企業の国際競争力に関して、理論的および実証的研究を行います。

企業競争力研究部門


研究分野

競争戦略

企業の競争力の源泉としてのマネジメント能力について研究します。研究分野は、企業の技術イノベーション分野だけではなく、特に製造業のサービス化による収益化の研究を行います。特に、企業内部組織の変革、サプライチェーン構築、ビジネス・モデルの創造といったサービス・イノベーションの研究を進めます。

経営組織

経営環境の複雑化に伴い、合理的な組織の構造や組織化のあり方については、変化または多様化の視点が著しいものとなっています。経営組織研究には、そうした実態を正確に理解し、記述することが求められます。そこで本研究分野では、経営組織論に加え、その派生領域としてのコーポレート・ガバナンス論、および人的資源管理論について、理論的および実証的研究を行います。

産業組織

さまざまな市場構造、市場行動、市場成果、それに伴う都市と交通の発展に関する理論分析と実証分析を行っています。他のどの企業も作れない製品だが、他企業の製品で代替可能であるという製品差別の例は数多く存在します。従来の研究ではそのような製品の産業の競争形態は少数の企業による寡占か、多数の企業による独占的競争かのどちらかにあらかじめ分類されていました。これを同一産業において、多額の固定費用の支出により大量生産と超過利潤の機会が得られる寡占企業と、比較的少額の固定費用の支出により操業可能で生産は少量で収入と経費は相殺しあう独占的競争企業とが共存する状態として理論分析を行います。また,寡占企業と独占的競争企業の共存は都市における産業の集積,さらに都市と交通の発展をもたらします。これらの発展の説明と評価については,実証分析を行います。

国際経営

サプライチェーンがグローバル化している中で、企業は自社を取り巻く国際環境の変化に対応することが求められています。特に、近年では、ESG(環境・社会・ガバナンス)やSDGs(持続可能な開発目標)が世界標準になっており、それらを考慮した経営であるサステナビリティ経営の重要性が高まっています。そこで、本研究分野では、サステナビリティ経営が社会・環境・経済の3側面に与える影響について分析を行い、企業と社会の持続可能性について考察を行います。


研究者一覧

職位 研究者 研究分野 主な研究課題 個人ページ
教授 下村 研一 産業組織 経済理論・実験経済学 リンク
教授 伊藤 宗彦 競争戦略 日本のデジタル機器産業の競争力の要因分析  
教授 ベーベンロート,
ラルフ
経営組織 企業の合併と買収及び人的資源管理、国際経営 リンク
教授 西谷 公孝 国際経営 環境経営・CSR経営、グローバルグリーンサプライチェーンマネジメント リンク
准教授 松尾 美和 産業組織 都市圏内経済成長と交通アクセシビリティ、公共交通の効率性および有効性評価  
准教授 江夏 幾多郎 経営組織 処遇の公正性、雇用管理における情報技術  
准教授 後藤 将史 経営組織 外的影響と組織化(革新的技術と職業/産業、国際化と日本企業)  
准教授 加藤 諒 競争戦略 大規模データを用いた消費者行動の理解と統計モデルの開発、ベイズ統計学の社会科学への応用 リンク
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