「令和5年度兼松フェローシップ表彰式・入賞論文発表会」を開催
Topics (2024.06.11)
「令和5年度兼松フェローシップ表彰式・入賞論文発表会」を開催しました
神戸大学経済経営研究所は兼松貿易研究基金とともに、6月11日に、令和5年度の兼松フェローシップ(兼松賞)表彰式・入賞論文発表会を開催いたしました。令和5年度の兼松賞は経済学部門と経営学部門を部門別に審査を行うこととし、経済学部門14編・経営学部門7編の合計21編の応募があり、厳正な審査の結果、経済学部門5編が入賞いたしました。入賞者の大谷克さん(現在は東京大学マーケットデザインセンター特任助教)、清水祐弥さん(現在はウィスコンシン大学マディソン校大学院経済学研究科)、 手島成望さん(現在は慶應義塾大学経済学研究科修士課程)、宮治奨さん(現在は東京大学大学院経済学研究科経済コース博士課程1年)、瀧川拓史さん(現在はゲーテ大学大学院経済金融経営学研究科)には、表彰状及び奨励金並びに経済経営研究所のジュニア・リサーチフェローの称号が授与されました。なお、兼松賞入賞論文の中から開発経済学分野の優れた研究には併せて「西島賞」を授与することとなっており、令和5年度は、瀧川拓史さんが西島賞を受賞されました。西島賞は、ラテンアメリカを中心に開発経済研究に多大な貢献をされ、長年にわたり兼松フェローシップの発展にも尽力された、故・西島章次先生の功績を記念して設立されました。
【谷川代表理事と受賞者のみなさん】
大谷氏
清水氏
手島氏
宮治氏
瀧川氏
授賞式の後には入賞論文の発表会が行われ、審査員による総評と出席者による質疑応答が熱心に行われました。引き続き、兼松記念館正面玄関にて記念撮影が行われた後、入賞者を囲んだ懇談会が行われました。当研究所は、公益財団法人兼松貿易研究基金及び兼松株式会社と兼松フェローシップ委員会を設置し、経済学・経営学に関連する研究領域における大学院生の研究を奨励すること及び研究発表の機会を提供することを目的として懸賞論文を募集しております。
令和6年度の募集は7月にご案内の予定です。奮ってご応募ください。
兼松フェローシップセミナー
- 論題
- Industry Dynamics with Shipping Cartels: The Case of the Container Shipping Industry
- 報告者
- 大谷 克(東京大学マーケットデザインセンター)
- 論題
- Nonparametric Regression under Cluster Sampling
- 報告者
- 清水 祐弥(ウィスコンシン大学マディソン校大学院経済学研究科 博士課程後期課程)
- 論題
- Delegating Decisions to Independent Committees
- 報告者
- 手島 成望(慶應義塾大学大学院経済学研究科 博士課程前期課程)
- 論題
- Instrumented Differences-in-Differences with Heterogeneous Treatment Effects
- 報告者
- 宮治 奨(東京大学大学院経済学研究科 博士課程後期課程)
- 論題
- Optimal Income Taxation and Formalization of the Informal Economy
- 報告者
- 瀧川 拓史(ゲーテ大学大学院経済金融経営学研究科 博士課程後期課程)
- 会場
- 経済経営研究所 会議室(新館2階)