国際金融研究部会

サブプライム危機、リーマン危機、欧州金融危機という形で連鎖的に発生したグローバル金融危機の深層には、グローバルな資金フローの飛躍的な拡大が存在している。
これまでの国際金融論の範疇では、国際金融市場の統合とそれに伴う国際資本移動の高まりは、経常収支や資本収支、ネット及びグロスでの資金フローやストックでの対外資産残高という形でとらえられてきた。
しかし多発している世界規模での金融危機を包括的に理解し、新たな政策対応を構想する際には、グローバルレベルでの流動性を把握し、その実体を多面的なアングルから検証、考察していく必要がある。
そこで本研究では「グローバル流動性:その制御と政策的課題」というテーマを設定し、理論、実証の両面から解明する。

研究課題

グローバル流動性:その制御と政策的課題

メンバー

主査・幹事

  • 北野 重人  教授

研究メンバー

  • 柴本 昌彦  教授
  • 藤田 誠一  経済学研究科 名誉教授
  • 松林 洋一  経済学研究科 教授
  • ヴィエシボフスカ アガタ  経済学研究科 准教授
  • 猪口 真大  立命館大学経営学部 教授
  • 福本 幸男  大阪経済大学経済学部 教授
  • 杉本 喜美子  甲南大学マネジメント創造学部 教授
  • 星河 武志  近畿大学経済学部 教授
  • 塩谷 雅弘  金沢大学経済学経営学系 准教授
  • 五百旗頭 真吾  同志社大学商学部 准教授
  • 山本 周吾  立教大学経済学部 准教授
  • 道和 孝治郎  京都先端科学大学経済経営学部 准教授
  • 高久 賢也  広島市立大学国際学部 准教授

期間

2022年 4月 1日 ~ 2025年 3月 31日

研究計画

  1. グローバル流動性の概念を明確にする。
  2. グローバル流動性の増幅メカニズムを明らかにする。
  3. グローバル流動性とこれまでの政策対応を検証する。
  4. グローバル流動性に対する新たな政策対応を構想する。

研究実績(令和5年度)

年月日 論題 報告者
R5.8.23
神戸大学金融研究会/兼松セミナー共催
Does Nominal Wage Stickiness Affect Fiscal Multiplier in a Two-agent New Keynesian Model? 井田 大輔
(桃山学院大学大学院経済学研究科)

岡野 光洋
(大阪学院大学経済学部)
R5.6.24
神戸大学金融研究会/兼松セミナー共催
国際的な統計整備の潮流 中山 興
(日本銀行調査統計局 参事役))

研究実績(令和4年度)

年月日 論題 報告者
R4.8.27
神戸大学金融研究会/日本金融学会国際金融部会/兼松セミナー共催
The Rise of Robot Capital and Its Impact on International Capital Flows 稲垣 一之
(南山大学経済学部)
米国MMFによる国際資本フローの分析 山本 周吾
(立教大学経済学部)
Financial Development, Banking Sector and Economic Growth in the EU Countries during Recent Crises ヴィエシボフスカ アガタ
(神戸大学大学院経済学研究科)
ポートフォリオの側面から金利平価へのアプローチ 星河 武志
(近畿大学経済学部)
対外直接投資と日本の経常収支 五百旗頭 真吾
(同志社大学商学部)

研究実績(令和3年度)

年月日 論題 報告者
R4.2.28
兼松セミナー共催
垂直生産リンケージと対外直接投資をもつ経済での政府支出ショックの国際的波及効果における現地通貨建て価格設定の役割 道和 孝治郎
(京都先端科学大学経済経営学部)
R3.7.17
神戸大学金融研究会/日本金融学会国際金融部会共催
国際金融規制改革のインプリケーション 秀島 弘高
(農林中央金庫エグゼクティブ・アドバイザー(国際規制担当))

研究実績(令和元年度)

年月日 論題 報告者
R1.5.29
基盤研究 (C)「先進国の金融政策正常化により新興国において発生するリスクに対するマクロ経済政策」/RIEBセミナー共催
Skill Premium and Preferential Policy: The Case of China Qing LIU
(School of Economics and Management, Tsinghua University [China])

研究実績(平成30年度)

年月日 論題 報告者
H31.3.19
「Workshop on International Macroeconomics」
基盤研究 (C)「先進国の金融政策正常化により新興国において発生するリスクに対するマクロ経済政策」/RIEBセミナー共催
Capital Controls, Macroprudential Regulation, and the Bank Balance Sheet Channel 北野 重人
(神戸大学経済経営研究所)
Financial Openness, Bank Capital Flows, and the Effectiveness of Macroprudential Policies Hao JIN
(Wang Yanan Institute for Studies in Economics & School of Economics, Xiamen University [China])
H30.12.7
「Workshop on International Macroeconomics」
基盤研究 (C)「先進国の金融政策正常化により新興国において発生するリスクに対するマクロ経済政策」/神戸大学金融研究会/RIEBセミナー共催
Gains from Policy Cooperation in Capital Controls and Incompleteness of Financial Markets 北野 重人
(神戸大学経済経営研究所)
Intra-temporal Substitution between Tradable and Nontradable Goods: An Implication for the Backus-Smith Puzzle 永易 淳
(東北大学大学院経済学研究科)
Does International Financial Integration Increase the Standard of Living in Africa : A Frontier Approach Gilles DUFRENOT
(Faculty of Economics and Management, Aix-Marseille University [France])
H30.8.4
RIEBセミナー共催

研究実績(平成29年度)

年月日 論題 報告者
H29.9.8
神戸大学金融研究会/科研基盤研究(S)「包括的な金融・財政政策のリスクマネジメント:理論・実証・シミュレーション」/RIEBセミナー共催
第14回 Modern Monetary Economics Summer Institute (MME SI) in Kobe:「グローバル流動性のリスクマネジメント」

研究実績(平成28年度)

年月日 論題 報告者
H29.03.17
科研基盤研究(C)「先進国の金融政策正常化により新興国において発生するリスクに対するマクロ経済政策」共催
プロジェクトの各担当テーマについての進捗状況と今後の方向性に関するディスカッション 北野 重人
(神戸大学経済経営研究所)
柴本 昌彦
(神戸大学経済経営研究所)
松林 洋一
(神戸大学大学院経済学研究科)
猪口 真大
(立命館大学経営学部)
福本 幸男
(大阪経済大学経済学部)
塩谷 雅弘
(金沢大学経済学経営学系)
五百旗頭 真吾
(同志社大学商学部)
星河 武志
(近畿大学経済学部)
山本 周吾
(山口大学経済学部)
H28.10.22
神戸大学金融研究会/RIEBセミナー共催
Why Doesn't Capital Flow into Faster Growing Economies? : The Role of Utility Functions 五百旗頭 真吾
(同志社大学商学部)
日本の自動車産業における為替相場の輸出価格へのパススルー 佐々木 百合
(明治学院大学経済学部)
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