兼松セミナー

兼松セミナー(神戸大学経済経営研究所国際金融研究部会共催)

2022年2月28日(月)15:00 ~ 16:30

兼松セミナー

神戸大学経済経営研究所国際金融研究部会共催

日時 2022年2月28日(月)15:00 ~ 16:30
会場 Zoom利用によるオンラインでの開催
対象 教員、院生、および同等の知識をお持ちの方
使用言語 日本語
参加登録 ※事前登録制です。下記より参加登録をお願い致します。追って、招待URLをご連絡いたします。
参加登録 (締切:2/24)
15:00 ~ 16:30
論題
垂直生産リンケージと対外直接投資をもつ経済での政府支出ショックの国際的波及効果における現地通貨建て価格設定の役割
報告者
道和 孝治郎(京都先端科学大学経済経営学部)
概要
自国と外国の中間財企業の間における価格設定に関する非対称性、垂直生産・垂直貿易、3種類の最終財企業の内生的な参入をもつ2国モデルを構築することによって、本稿は、自国の政府支出ショックの効果を調べる。特に、本稿は、自国と外国の中間財企業の間の価格設定行動における非対称性の役割に焦点を当てる。自国の政府支出ショックは、両国の多国籍企業の参入、両国の総生産の増加、自国厚生の悪化、外国厚生の改善を生じさせることが示された。加えて、現地通貨建てで輸出価格を設定する自国・外国の中間財企業の比率の増加とともに、自国多国籍企業の参入、外国総生産の増加、自国厚生の悪化、外国厚生の改善の効果が弱められることが示される一方で、外国多国籍企業の参入、自国総生産の増加の効果が強められることが示された。
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