インド工科大学デリー校との部局間学術交流協定に係る覚書を取り交わしました

Topics (2024.08.23)

インド工科大学デリー校との部局間学術交流協定に係る覚書を取り交わしました

 2024年8月23日(金)、神戸大学経済経営研究所は、インド工科大学デリー校経営管理学科 (Department of Management Studies (DMS), Indian Institute of Technology Delhi、以下 DMS, IIT Dehli)と部局間学術交流協定を取り交わしました。覚書には、当研究所からは北野重人所長、佐藤隆広副所長が、インド工科大学デリー校からはMahim Sagar 氏 (Head and Professor, DMS, IIT Dehli)とJames Gomes 氏(Professor and Dean International Programs, IIT Dehli)が調印しました。

 IIT Dehliは、QS世界大学ランキング2024によると総合世界150位、ビジネススクールの分野では世界91位と、インドでトップクラスの大学です。この覚書(MoU)の主な目的は、コンピューティング、会計、経営、社会科学などの多様な分野での知識を向上させるために、私たちの強みと専門知識を活用することです。協力を促進することによって、私たちは教員や研究者に貴重なグローバルな経験と機会を提供することを目指しております。

このMoUの主要な協力分野としては、以下の6つがあります。

  • 1.情報と資源の交換:研究プログラム、教育・研究用資源や文献を共有し、相互の知識基盤を強化することを約束します。
  • 2.共同学術イベント:共通の関心を持つテーマに関するセミナー、会議、ワークショップを共同で開催し、教員が協力し、そこから得られる洞察を共有できるプラットフォームを作ります。
  • 3.共同研究と研修:私たちは、外部資金の獲得を通じて、研究と研修の取り組みに協力し、双方の教員を招聘し合います。
  • 4.教員とスタッフの交流:教員やスタッフの短期訪問や期限付きの共同事業を通じて、学際的な協力を強化します。これらの学術交流の内容は、関係者全員に利益をもたらすように設計します。
  • 5.科学技術用資源の共有:知的財産権を尊重しつつ、教育・研究用資源の共有方法を探ります。
  • 6.コーディネーションと監視:効果的な実施を確保するために、各機関はプログラムを監視するコーディネーターを指名します。両機関の代表で構成される共同コーディネーション委員会が定期的に協力の取り組みを見直し、改善を図ります。

  • 左:佐藤 隆広 副所長
    中:James Gomes 氏
    (IIT Dehli 国際担当理事)
    右:北野 重人 所長
    【当研究所にて(7/5撮影)】


    左:佐藤 隆広 副所長 右:James Gomes 氏
    【インド工科大学デリー校にて(8/27撮影)】


    9/17に当研究所にて開催した"Celebration of the MoU Between The RIEB Kobe University and the DMS of IIT Dehliにて"

    このMoUは単なる正式な合意以上のものを目指しており、学術的な卓越性と協力を通じた成功に向けた私たちのコミットメントを示すものとなっております。関係各位の皆様からのご理解とご協力を賜れば幸いです。



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