「ポストコロナにおける地域の持続的な成長の実現と地域金融-金融を超えた支援の重要性」を開催

Topics (2022.03.05)

神戸大学創立120周年記念 神戸大学経済経営研究所・社会システムイノベーションセンター主催シンポジウム「ポストコロナにおける地域の持続的な成長の実現と地域金融-金融を超えた支援の重要性」を開催しました

2022年3月5日(土)、神戸大学創立120周年記念 神戸大学経済経営研究所・社会システムイノベーションセンター主催シンポジウム「ポストコロナにおける地域の持続的な成長の実現と地域金融-金融を超えた支援の重要性」を開催しました。

コロナ禍に際して、金融機関は企業を資金繰りの面で支えてきました。ポストコロナにおいて、企業は新しい環境に合わせてビジネスモデルを転換しつつ、累積した債務を返済していかねばなりません。金融機関には、資金面にとどまらず、企業の実態にそくした販路や人材など幅広い面からの支援が求められています。そこで、本シンポジウムでは、ポストコロナの金融機関の企業支援のあり方について、相澤朋子専任講師(日本大学商学部・神戸大学経済経営研究所非常勤講師)による総合司会のもと、研究者と実務家による講演とパネルディスカッションを行いました。

始めに経済経営研究所の家森信善教授が「ポストコロナに向けた金融を超えた支援と事業性評価」というテーマのもと基調報告を行いました。

続くパネルディスカッションでは、家森教授の司会により、井上愼治さん(池田泉州銀行取締役専務執行役員)、日下智晴さん(日下企業経営相談所代表・元金融庁監督局地域金融企画室長)、須戸裕治さん(北おおさか信用金庫理事長)、宮口美範さん(兵庫県産業労働部産業振興局長)らがパネリストとして参加し、地域の現状とともに、お客様と銀行をつなぐさまざまなマッチング例や、兵庫県における産業振興政策など、金融を超えた支援を紹介し、コロナ禍の経済的影響を乗り越えて持続的成長をもたらすために、金融、行政の行う地域支援の役割とその重要性について、様々な議論を行いました。

Zoomウェビナーを使ったオンラインを通じ、全国から370名もの方に参加していただきました。参加者の皆様からは、ポストコロナにおける環境変化への順応と経営改善に向けた金融機関や行政による様々な企業支援のあり方について、理解を深める良い機会を得ることができたと高い評価の声をいただきました。

※ 全プログラム(第一部・二部)の開催報告については社会システムイノベーションセンターのウェブページをご覧ください。


パネリストと司会者の写真""/
(上段左から) 家森教授、井上愼治氏、須戸裕治氏
(下段左から) 宮口美範氏、日下智晴氏、相澤朋子氏



2022年3月5日(土) 9:00~16:00(二部構成)・オンライン開催(途中の入退室は自由です。)

神戸大学創立120周年記念 社会システムイノベーションセンター主催シンポジウム
「ポスト・コロナ時代の社会システムイノベーション」

神戸大学社会システムイノベーションセンター 主催
法学研究科/経済学研究科/経営学研究科/国際協力研究科/神戸大学経済経営研究所 共催

会場
Zoom Webinarを使ったオンライン開催(第一部・二部共通)

全プログラム開催案内チラシ [PDF, 484KB]

全プログラム(第一部・二部)の詳細はこちら
社会システムイノベーションセンターへのリンク


第二部:11:00~

第二部:シンポジウム「コロナ禍をどう乗り越えるか―産官学・地域連携・国際比較」
第二部-1. 「ポストコロナにおける地域の持続的な成長の実現と地域金融-金融を超えた支援の重要性」

神戸大学経済経営研究所/神戸大学社会システムイノベーションセンター 主催
近畿財務局/一般財団法人アジア太平洋研究所/一般社団法人大阪銀行協会/神戸商工会議所/信金中央金庫/兵庫県信用保証協会/一橋大学経済研究所共同利用・共同研究拠点事業プロジェクト研究(IERPK2118)/日本学術振興会科学研究費 後援

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