第27回 神戸経済経営フォーラム
第27回 神戸経済経営フォーラムThe 27th Kobe Forum in Business and Economics
中小企業経営の課題と展望~ゼロゼロ融資の返済等の課題にどう向き合うか~
総括コメント
神戸経済経営フォーラム毎年1回神戸商工会議所と共催で,本研究所員の研究分野に関連する諸問題をテーマに,地域の経済人経営者等を対象とした学術講演会を開催しております。本フォーラムは研究成果の一部を社会に還元することを目的としており,1957年(昭和32年)から継続的に行われています。
今年度は2023年2月8日に実施されました。昨年度に引き続き新型コロナウイルス感染症対策のため,参加方法として会場とオンラインのどちらかを選択するハイブリッド形式を採用し,合計60名近い参加申し込みがありました。
当日は神戸商工会議所の大岩咲さんの司会進行により,本研究所の家森信善所長の挨拶から開会しました。続いて,大同生命保険株式会社の藤井大輔部長が「より多くの方に経営者の声をお届けするために~中小企業アンケート『大同生命サーベイ』の展開~」というタイトルで,本研究所の柴本昌彦教授が「中小企業経営の課題と展望~ゼロゼロ融資の返済等の課題にどう向き合うか」というタイトルでそれぞれ講演を行いました。
藤井部長は,大同生命創業者の広岡浅子氏がNHK連続テレビ小説『あさが来た』のヒロインであることなど1902年創業からの同社の歴史と同社が行った大規模な中小企業アンケート「大同生命サーベイ」の背景と内容を説明しました。柴本教授は,「大同生命サーベイ」の統計分析結果を解説し,中小企業はインフレ環境下への対応が迫られていること,業況の停滞・人手不足・債務・後継者問題といった中長期的な経営課題に直面していること,加えて環境・社会に配慮した「サステナビリティ経営」が推奨されることの三点を強調しました。
聴衆の方々は終始熱心に講演に聞き入り,講演終了後も藤井部長と柴本教授の前には質問の列ができ,本フォーラムは成功裡に終了しました。
第27回「中小企業経営の課題と展望~ゼロゼロ融資の返済等の課題にどう向き合うか~」
神戸大学経済経営研究所/神戸商工会議所主催
- 内容 1
- より多くの方に経営者の声をお届けするために~中小企業アンケート「大同生命サーベイ」の展開~
- 講師
- 藤井 大輔(大同生命保険株式会社 コーポレートコミュニケーション部長)
- 内容 2
- 中小企業経営の課題と展望~ゼロゼロ融資の返済等の課題にどう向き合うか~
- 講師
- 柴本 昌彦(神戸大学経済経営研究所)
- 会場
- 会場(会場:神戸商工会議所3F役員会議室)とオンラインのハイブリッド形式
※会場30名、オンライン100名
(先着順、定員に達し次第、締め切り)
※参加お申込み時に、参加方法を選択頂けます。