第25回 神戸経済経営フォーラム

第25回 神戸経済経営フォーラムThe 25th Kobe Forum in Business and Economics

ポストコロナ社会における金融機関と企業の関係を考える

総括コメント

 神戸経済経営フォーラムは,毎年1回神戸商工会議所と共催で,本研究所員の研究分野に関連する諸問題をテーマに,地域の経済人経営者等を対象とした学術講演会を開催しております。本フォーラムは研究成果の一部を社会に還元することを目的としており,1957年(昭和32年)から継続的に行われています。

 今年度は2021年2月3日に実施され,新型コロナウイルス感染症対策のため,史上はじめてのオンライン開催となりました。当日は神戸商工会議所の大岩咲さんの司会進行により,本研究所の神谷和也所長の挨拶から開会しました。続いて,本研究所の家森信善教授が「ポストコロナ社会における金融機関と企業の関係を考える」というタイトルで講演を行いました。

 家森教授は,まず中小企業が直面したコロナ禍の前からの苦境とコロナ禍による直接の影響を解説しました。続いて,企業に対し金融機関に可能な支援が,狭い意味での金融にとどまらず,人材や事業承継に関する支援に及ぶことと,それら支援の具体的な内容を説明しました。そして,企業に金融機関の非金融も含めた支援を有効活用して欲しいこと,金融機関も企業との共通価値の創造を目指していること,ただし企業経営者の側には研鑽と覚悟が必要であることが強調されました。

 聴衆の方々からは,質問を公開でオンラインにより講演中に随時受け付ける形式が取られました。熱心な聴衆から次々と質問が寄せられ,最後はこれらすべてに家森教授が回答し講演を総括するという形で,フォーラムは成功裡に終了となりました。

2021年2月3日(水)14:00~

第25回 神戸経済経営フォーラム

神戸大学経済経営研究所/神戸商工会議所主催

講演
ポストコロナ社会における金融機関と企業の関係を考える
講師
家森 信善(神戸大学経済経営研究所)
会場
Zoomウェビナー利用によるオンラインでの開催

PDFはこちら神戸商工会議所 詳細ページ

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