RIEB Discussion Paper Series No.2026-J01
RIEB Discussion Paper Series No.2026-J01
タイトル
非認知能力、行動変容と学力向上:大阪市教育改革の分析
要旨
本稿は、2010年代半ば以降の大阪市を対象として、全国学力・学習状況調査に含まれる質問紙指標および学力指標の経年的な動きを分析するものである。児童生徒質問紙および学校質問の大阪市分データを用い、規範意識、粘り強さ、自己肯定感、授業理解度といった非認知能力および学習行動に関連する指標の推移を確認し、同時期に観察される学力指標の変化と対比した。分析の結果、複数の非認知能力関連指標において、学力指標が改善している期間と重なる形で改善方向の推移が確認された。また、これらの変化は小学校段階・中学校段階のいずれにおいても観察されたが、その形状やタイミングには学年段階による違いが見られた。本稿の分析は、特定の教育施策や介入の因果的効果を直接識別することを目的とするものではない。大阪市における教育改革を、「教育施策―非認知能力―行動変容―教育成果」という一連のプロセスとして捉え、学校安心ルールおよび授業改善が、児童生徒の行動や学習態度と学力指標の推移とどのように対応してきたのかを整理する。
キーワード
キーワード: 大阪市; 学力向上; 全国学力…学習状況調査; 授業改善; 学校安心ルール
分類コード
I24, I28
連絡先
〒657-8501神戸市灘区六甲台町2-1
神戸大学計算社会科学研究センター
西村 和雄
TEL: 078-803-7036 FAX: 078-803-7059
同志社大学経済学部
八木 匡
大阪市総合教育センター
古閑 龍太郎
同志社大学経済学部
岩澤 政宗
大阪市総合教育センター
谷口 璃華
