RIEB Discussion Paper Series No.2024-J04
RIEB Discussion Paper Series No.2024-J04
タイトル
M&Aと減損損失
要旨
合併・買収(M&A)の結果として計上されるのれんは事後的に減損会計の対象となり、巨額の損失を計上するという会計上のリスクを伴う。一方、買収価格の決定および事後の会計処理には事業の将来性を評価するというプロセスがあり、経営者にとっても監査人等の外部者にとっても困難なプロセスである。このようなプロセスを経て計上・非計上の意思決定がなされるのれんの減損会計について、減損損失計上パターン、のれんの発生要因と減損損失計上の関係性、計上・非計上の意思決定の動機、減損損失の適時性、株式市場の反応について議論する。
連絡先
〒657-8501神戸市灘区六甲台町2-1
神戸大学経済経営研究所
藤山 敬史
TEL: 078-803-7036 FAX: 078-803-7059