RIEB Discussion Paper Series No.2021-J11

RIEB Discussion Paper Series No.2021-J11

タイトル

アシックスのDX改革―走りを可視化する

要旨

アシックスが掲げるDX改革は、モノとコトを連動させて新たな価値を創出するというのが基本概念であり、具体的には、ウェアラブル技術を通したデジタル技術を活用した新たな体験を顧客に提供することである。つまり、製品を提供することから得られた顧客情報を収集し、新たな価値を実現する仕組みの創造がDX改革なのである。そのために、パーソナルとカスタムにフォーカスし、必要なプロダクト、サービスを提供するエコシステムを新たに創造する必要性がある。アシックスのプロダクトを購入してくれた顧客とつながることで、顧客の使用状況のデータを収取し、そのデータ解析を通じて、新たなサービスやプロダクトを提供するプラットフォームを創り、健康。スポーツにかかわるエコシステムを創造することがアシックスのDX改革である。

キーワード

デジタル化; ビッグデータ; 可視化; 3次元足形測定器; DX改革; ビジネスエコシステム

連絡先

大阪学院大学短期大学部
香坂 千佳子

〒657-8501
神戸市灘区六甲台町2-1
神戸大学経済経営研究所
伊藤 宗彦
TEL: 078-803-7036 FAX: 078-803-7059

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