RIEB Discussion Paper Series No.2021-J06

RIEB Discussion Paper Series No.2021-J08

タイトル

地方創生にむけた金融機関と専門家の連携の課題-「地方創生にむけた金融機関との連携に関する専門家の意識調査」の結果の概要-

要旨

 地域企業の支援において、地域金融機関と税理士等の専門家の連携が求められている。われわれが2016年に税理士等の専門家に対して実施した調査によると、地域金融機関の活動は専門家に十分に見えておらず、専門家と地域金融機関の協働は発展途上にあるという結果であった。しかし、近年、地域金融機関と専門家連携は進捗しているようにみえる。そこで、最近の進捗状況と、依然として残っている課題を明らかにするために、2021年2月に「地方創生にむけた金融機関との連携に関する専門家の意識調査」を実施し、650人の税理士等からの回答を得た。本稿は、その調査の結果を報告するものである。前回の調査と比較すると、この5年間で金融機関と税理士の間の企業支援における連携は進んだが、まだ改善の余地も残っていると考えられる。

連絡先

神戸大学経済経営研究所
家森 信善
E-mail: yamori@rieb.kobe-u.ac.jp

熊本学園大学経済学部
米田 耕士

神戸大学経済経営研究所
尾島 雅夫

神戸大学経済経営研究所
井上 貴文
日本語