平成30年度神戸大学経済経営研究所公開講座

Topics (2018.09.27)

「古文書読解講座―中級者から上級者―」を開催しました

2018年9月13日から27日までの毎週木曜日、計3回にわたって、平成30年度神戸大学経済経営研究所公開講座「古文書読解講座―中級者から上級者―」を、神戸大学経済経営研究所新館会議室にて開催いたしました。平日・日中開催の上、「中上級者向け」として告知したにもかかわらず、23名もの熱心な受講者にお越し頂きました。

講師は、当研究所の高槻泰郎准教授が務め、各講義冒頭の30分間、江戸時代の大坂米市場、大坂金融市場に関する最新の研究を紹介し、その後で、課題となる古文書を輪読する流れで進められました。

本講座では、受講者を5名程度からなる5グループに編成し、各グループで課題となる古文書を読解し、現代語訳を作成して頂きました。通常の古文書読解講座では、くずし字を解読して終わり、ということも多いのですが、本講座では現代語訳をする、それも逐語訳をしていくことで、その古文書が書かれた背景や書き手の思惑なども議論することを重視しました。

2回目以降、課題となる古文書を活字にして来られるだけでなく、現代語訳ノートを自主的に作ってこられる方もいらっしゃるなど、講師も驚くばかりでした。 逐語訳をしながら、書き手が文章に込めた思いなどについて議論する、熱気溢れる公開講座となりました。

「古文書読解講座―中級者から上級者―」講座風景

講座について

講座のプログラムについては、下記PDFよりご参照ください。

関連リンク

神戸大学公式ウェブサイト 「平成30年度 公開講座等」
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