兼松セミナー

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論題

貨幣と地域国家・石高制―15～17世紀日本の社会変動と貨幣流通秩序―

報告者

川戸　貴史（千葉経済大学経済学部）

概要

15世紀から17世紀にかけての日本は言うまでもなく大きく社会構造が変動した時 代であったが、貨幣流通秩序も大きな変容を遂げることになった。
もちろん両者の変化は無関係ではなく、相互に影響を与えながら進行していた。なかでも石高制の成立は、当時における貨幣流通が与えた影響は小さくないことが指摘されている。
近年大きく進展したと言われていることの多い当該研究を整理しながら、上記の問題についての議論を行いたい。