兼松セミナー
兼松セミナー
兼松セミナー
日時 | 2019年9月9日(月)14:00 ~ 16:00 |
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会場 | 経済経営研究所 会議室(新館2階) |
対象 | 教員,院生,学部生,および同等の知識をお持ちの方 |
使用言語 | 日本語 |
14:00 ~ 16:00
- 論題
- 日本女子大学校の創立をめぐって―大阪設置案から東京設置案へ―
- 報告者
- 吉良 芳恵(日本女子大学 名誉教授)
- 概要
- ●大阪設置案から東京設置案への変更
日本女子大学校(後の日本女子大学)は、当初、成瀬仁蔵が洗礼を受け、また梅花女学校の教師・校長でもあった大阪に設立する計画であった。土地も確保されたが、日清戦争後の1900(明治33)年2月14日の創立委員会で、東京での設置に変更された。その背景には何があったのか。変更の過程を、大学校設立の基本資料である『日本女子大学校 創立事務所日誌』や、成瀬が最も信頼していた麻生正蔵あての書簡、東京設置を支援し続けた広岡浅子の成瀬あて書簡、大阪の状況を示す『大阪毎日新聞』『大阪朝日新聞』などをもとに明らかにし、その意味を考察する。