神戸大学金融研究会
神戸大学金融研究会7月例会
Monetary Economics Seminar of Kobe University
第621回
兼松セミナー共催
Jointly supported by Kanematsu Seminar
日時 Date & Time |
2024年7月20日(土)14:00~16:00 |
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会場 Place |
経済経営研究所 会議室(新館2階) Meeting Room at RIEB (Annex, 2nd Floor) |
対象 Intended Audience |
会員の方のみ The seminar is for the workshop members only. |
使用言語 Language |
日本語 Japanese |
備考 Note |
報告資料は参加者のみに事前にお送りします Slides data will be sent to the attendees only. |
14:00 ~ 16:00
- 論題
Topic - 金融政策の課題と展望-『金融政策の大転換』で言いたかったこと-
Great Transformation of Central Banking and Monetary Policy in Principal Countries - 報告者
- 田中 隆之(専修大学経済学部)
- 概要
- 主要国の金融政策の枠組みは、この30~40年間、大きく転換している。その背景で、各国経済構造も変化してきた。直近で注目を浴びている日銀やFRBの政策も、この大局的な動きの中で捉えられ、考察される必要がある。『金融政策の大転換』(2023年11月刊)では、この視角から金融政策を論じた。筆者が同書で言いたかったこと、明らかにしたかったことを、以下のいくつかのポイントに絞って話してみたい。①金融政策の枠組み変遷の定式化、②非伝統的金融政策の適切な分類、③金融政策を論じる際の「期待」の扱い、④日銀異次元緩和の特種性、⑤超過準備保有型金融政策(Ample Reserve System)の定式化と課題、⑥日銀の「正常化」をどう考えるか、などである。