神戸大学金融研究会
神戸大学金融研究会4月例会
Monetary Economics Seminar of Kobe University
第615回
兼松セミナー共催
Jointly supported by Kanematsu Seminar
| 日時 Date & Time |
2023年4月22日（土）13:00～15:00 |
|---|---|
| 会場 Place |
Zoomを使ったオンラインセミナー |
| 対象 Intended Audience |
会員の方のみ The seminar is for the workshop members only. |
| 使用言語 Language |
日本語 Japanese |
| 備考 Note |
報告資料は参加者のみに事前にお送りします Slides data will be sent to the attendees only. |
1:00pm ～ 3:00pm
- 論題
- 日本のガバナンスの現状評価と今後の課題～CGコードを超えるガバナンス改革とサステナビリティ経営の実践
- 報告者
- 碓井 茂樹（日本金融監査協会 設立会員／リスクガバナンス研究会 代表 （元日本銀行 金融機構局 金融高度化センター））
- 概要
日本のガバナンス改革は「形」のうえでは進展しているが、国際標準やその成果から見て、道半ばと言わざるを得ない。今後の課題に関して、有識者、実務家の見解を聴いたほか、日本金融監査協会主催のウェビナー参加者に投票を実施し、日本のガバナンス改革の次の課題は何かを探った。
投票の結果、以下の4項目の投票率が高く、参加者の多くが、優先度の高い課題と認識していることが分かった。
(1)社外取締役の役割拡大、能力発揮
(2)ＲＡＦ、３線モデルなど、監督・監査の枠組み整備
(3)監査機能の独立性・専門性の確保
(4)カルチャー、マインドセットの変革一方、(5)経営者の指名、報酬、(6)開示、投資家との対話に関しては、その重要性が指摘、強調されることが多いが、投票率は相対的に低かった。