機械計算室について

機械計算室では、当研究所の教員がより効率的に研究活動を行えるよう、各種ICTサービスの提供とサポートを行っています。計算サーバなどのコンピュータ利用環境、データベース利用環境、ネットワーク利用環境の整備に加え、これらの一部サービスについては、他部局の教員も共同利用できるよう開放しています。

また、研究所の教員に限らず、他部局の教員や院生がデータベース検索や統計ソフトなどを利用できるよう、パソコン環境を整備したオープンスペースを提供しています。さらに、学外の共同研究者が自由にネットワークを利用できるよう、情報コンセントを備えたゲストスペースも設けています。

機械計算室では、1995年以来、WWWによる情報公開を行っており、2025年8月にはウェブサイトのリニューアルしました。

今後も、経済学・経営学分野の研究はもとより、社会科学における機械学習やビッグデータ活用のためのICT基盤を整備し、国内外の研究者との文理融合研究を積極的に推進してまいります。


機械計算室の沿革と現況(年表)

昭和16年 神戸商業大学に経営計算研究室(平井泰太郎教授主宰)が設置される
IBMより無償貸与によりホレリス式PCS(パンチ・カード・システム)を、わが国の大学で初めて設置(昭和51年IBM社に返還)
日本ナショナル金銭登録機より、ナショナル銀行会計機2000号を、経営計算研究室に設置
昭和19年8月 経営計録講習所(一年課程)の設置が認可。第1回入所式
同講習所開所式記念講演会を、内閣統計局長(川島孝彦)らを講師に招いて開催
昭和21年4月 神戸経済大学経営機械化研究所と改称される
昭和22年2月 経営計録講習所第5回卒業式を挙行し閉所(入所聴講者は延べ477名)
昭和24年5月 神戸大学経済経営研究所が発足
昭和32年4月 経営機械室竣工
昭和12月 経営学部主催、経済経営研究所教官による「事務会計機械化特別講義」始まる。(昭和47年まで続けられた)
昭和35年3月 IBM統計会計機1セット(026型印刷穿孔機、082型分類機、077型照合機、602A型計算穿孔機、416型会計機)設置(51年12月まで使用)
昭和10月 経営機械化委員会(経済経営研究所及び経済・経営・法学各学部より構成)設置
昭和36年 内地留学生受け入れ、昭和48年まで11名が経営機械化部門に在籍した
昭和40年12月 東芝製TOSBAC-4200型電子計算機設置(49年1月、神戸大学工学部へ管理換)
昭和45年3月 東洋電機製TCR-305型自動作図機設置(57年9月、神戸大学工学部へ管理換)
昭和12月 日立製HITAC-10型ミニ・コンピュータ設置
昭和46年9月 統計データ・バンクの研究開発に着手(後にBEICAシステムとして発展)
昭和47年3月 経済経営研究所新館竣工
昭和49年2月 日立製HITAC-8350型電子計算機設置(52年12月撤去)
昭和51年3月 ソニー・テクトロニクス製4010型グラフィック・ディスプレイ装置設置
昭和52年12月 日立製HITAC-M150型電子計算機設置(58年7月撤去)
昭和53年12月 日本電気製N6370型光学式文字読取装置設置
昭和56年2月 ソニー・テクトロニクス製4054型グラフィック・コンピュータ設置
昭和58年9月 日立製HITAC-M240D型電子計算機設置
昭和62年12月 日立製HITAC-M260D型電子計算機設置
平成4年2月 日立製HITAC-M640/35E型電子計算機設置
平成8年2月 日立製HITAC-M640/45E型電子計算機設置
平成12年2月 これまでの大型汎用機からUnixサーバ群(シリコングラフィックス製)へ