RIEBセミナー RIEB Seminar
日時 | 2018年1月17日(水)午後2時から午後5時まで |
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会場 | 神戸大学経済経営研究所 調査室(兼松記念館1階) |
対象 | 教員、院生、および同等の知識をお持ちの方 |
使用言語 | 日本語 |
備考 | 論文のコピーは共同研究推進室にご用意いたします。 |
2:00pm~3:30pm
報告者 | 原 頼利 |
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所属 | 明治大学商学部 |
論題 | マーケティング・チャネル関係における適応と価値創造 |
3:30pm~5:00pm
報告者 | 岸 保行 |
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所属 | 新潟大学経済学部 |
論題 | 日本酒の海外市場への浸透過程と新潟大学「日本酒学」の挑戦 |
概要 | 近年、国内での日本酒の生産量が伸び悩む中で、輸出量は右肩上がりに拡大している。一般的に考えて、"國酒"として伝統的に親しまれてきた日本酒は、日本国内では、その情報については広く普及してきたと言える。他方で、海外の人々にとって、日本酒とは未知なるアルコール飲料であり、日本酒に関する情報は普及していない。日本酒に代表される嗜好性の高い文化製品の海外展開を考えた場合、海外展開の初期ではその国での希少性や特定の国の文化に強く根づいていることから、輸出先での差別化は容易であるものの、多くの人々に普及することは難しくなる。しかし、近年、日本からの日本酒の輸出が徐々に拡大し、日本酒の量的な広がりと同時に質的な深まりも起き、多様な日本酒製品への需要が高まってきている。本セミナーでは、日本酒の海外での普及の現象を、情報の伝播のアプローチから探究し、日本酒の海外での普及のプロセスに関する仮説を提示する。 また、新潟大学は2017年5月9日(火)に、新潟県酒造組合、新潟県醸造試験場を所管する新潟県、新潟大学との3者で「日本酒学」の構築に向けた国際的な拠点形成とその発展に寄与することを目的とした連携協定を締結した。本講演では、その「日本酒学」の構想についても紹介する。 |