インドビジネスセミナー(日本総合研究所/RIEBセミナー共催)
India Business Seminar(Jointly supported by: The Japan Research Institute, Limited / RIEB Seminar)

日時 2012年11月17日(土)午後3時30分から
会場 神戸大学六甲台本館2階232号室
対象 教員、院生、学部生、および製造企業などで技術・製品開発に関わりを持たれている方
使用言語 日本語
備考 論文のコピーは共同研究推進室にご用意いたします。

司会・コーディネーター

司会 佐藤 隆広(神戸大学経済経営研究所)
コーディネーター 中島 閲嗣(ひょうご国際ビジネスサポートデスク デリー)

3:30pm~3:50pm

報告者 田中 靖記
所属 株式会社日本総合研究所
論題 インドの人口流動と住宅産業
概要 2010年に実施されたインド国勢調査の結果が順次発表されはじめてきた。都市部への一層の人口流入・住宅の増加及び高度化が、国勢調査結果から明らかになっている。インドの住宅は、都市部の高所得者向け集合住宅から農村部のトイレ・風呂共同の低層住宅まで幅がひろい。2008年の世界経済危機以降、高所得者向け住宅への投資が下火になりつつあるなかで、住宅・不動産会社各社は都市部の中間所得層・低所得層向け住宅に注力することで、高い業績をあげている。本パートでは、インド住宅産業における直近の動向と内外各社の取り組み、政府による支援策等を概観し、日系企業をはじめとした外資企業にとってのビジネスチャンスを考える。

3:50pm~4:10pm

報告者 山野 泰宏
所属 株式会社日本総合研究所
論題 グリーンビル・グリーンシティにみるインドの省エネルギー意識の高まり
概要 インドでは発電量の70%を石炭火力に頼っており、石炭調達の問題や環境面への配慮から、風力や太陽光等の再生可能エネルギーの導入が積極的に進められている。一方、省エネルギーは電気料金が比較的低く抑えられているという事情もありほとんど重要視されてこなかったが、近年ようやく意識が高まってきた。省エネルギーという観点を中心に、インドのグリーンビル・グリーンシティ(スマートコミュニティ)の現状を紹介し、これから日本企業が注目すべきビジネスチャンスを考える。

4:10pm~4:30pm

報告者 海老澤 淳
所属 株式会社日本総合研究所
論題 病院を中心としたインドヘルスケア産業の課題と日本企業の打ち手
概要 インドのヘルスケア産業を牽引してきた大手私立病院チェーンが、現在、転換期に差し掛かっている。これまでの大型三次医療機関建設路線から、複合的な事業展開を模索し始めた。インド最大のヘルスケア・シンポジウムであるHEAL(Health Enterprise and Learning)での議論の様子を交え、インド病院が抱える課題を明らかにし、日本企業の打ち手を考える。

4:30pm~5:00pm

質疑応答