新着情報 (2013.03.08)

特別公開講座「外交による解決~地球環境条約を担当した外交官の経験と視点から~」を開講しました

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2013年3月8日(金)、神戸大学経済経営研究所特別公開講座「外交による解決~地球環境条約を担当した外交官の経験と視点から~」を、神戸大学出光佐三記念六甲台講堂にて開催いたしました。


講師は、当研究所の青山利勝教授が務め、世界気象機関条約(1950年3月)からストックホルム条約(残留性の高い有害化学物質の製造、使用及び輸出入の規制等を目的とした条約)(2004年5月)に至る地球環境条約の概要、およびその成立過程を、ご自身の外交官としての経験を随所に織り交ぜながら、紹介いたしました。

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我々にとって馴染みの深い地球環境条約の一つであるワシントン条約(絶滅のおそれのある野生生物の国際取引の規制等を目的とした条約)(1975年7月)を事例として、新聞報道では決して触れることのできない、条約締結に至る背景を詳細に説明していたことが印象的でした。


受講者からも鋭い質問が投げかけられ、活発かつ軽妙な応答がなされました。


「地球環境問題については、いたずらに悲観的な見方をするのではなく、冷静に、科学的データに基づいて議論がなされるべきである」との青山教授のメッセージと共に、講座は盛会のうちに幕を閉じました。



講座のプログラムについては、下記のウェブサイトをご参照ください。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/seminar/2012/seminar-details/specialopenlecture.pdfpdf


講座の内容については、下記のウェブサイトをご参照ください。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/dp/Japanese/dp2013-J03.pdfpdf