第21回 神戸経済経営フォーラム The 21st Kobe Forum in Business and Economics

行動経済学の視点から見る中国人の経済行動


総括コメント

 経済経営研究所は、毎年1回神戸商工会議所と共催で地域の経営者の方々などを対象とした神戸経済経営フォーラムを開催しています。このフォーラムは当研究所の研究成果を地域に還元することを目的として、経済経営に関連する諸問題をテーマに1957年から継続的に行っています。

 今年度は当研究所の瀋 俊毅教授を講師として2月24日に開催しました。経済経営研究所の遠藤准教授の司会進行のもとに開会し、瀋教授が「行動経済学の視点から見る中国人の経済行動」をテーマに講演しました。参加されたのは主に県内において企業経営やコンサルティングに従事する方々で、30名を超える方々にお集まりいただきました。

 瀋教授の講演は、同分野に知識の無い方を想定されており丁寧な解説が十分にされた一方で、最新の研究成果をふんだんに盛り込んだ内容でした。最初に「行動経済学」と「中国の商習慣」に関して初学者にも分かるように具体例を豊富に交えて解説が提供されました。その後、同教授が中国や日本で行った最新の実験結果をもとに、中国人の経済行動に関しての深い洞察が披露されました。

 講演終了後に質疑応答の時間がもうけられました。フロアからは実験結果の持つ実務へのインプリケーションを中心に質問があり、盛況のうちに閉会することができました。


日時

平成29年2月24日(金)14:00~15:30

場所

神戸商工会議所 3階「第3会議室」(神戸市中央区港島中町6−1)

【内容】
開会の挨拶  上東 貴志 氏 (神戸大学経済経営研究所 所長)
司会進行   遠藤 貴宏 氏 (神戸大学経済経営研究所 准教授)
【講演者】 【タイトル】
瀋 俊毅 氏
(神戸大学経済経営研究所 教授)
行動経済学の視点から見る中国人の経済行動