兼松セミナー Kanematsu Seminar
日時 | 2017年1月10日(火)午後3時30分から午後5時00分まで |
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会場 | 神戸大学経済経営研究所 会議室(新館2階) |
対象 | 教員,院生,および同等の知識をお持ちの方 |
使用言語 | 日本語 |
備考 | 論文のコピーは共同研究推進室にご用意いたします。 |
3:30pm~5:00pm
報告者 | 森 純一 |
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所属 | カーディフ大学社会科学部 |
論題 | 『需要主導型』パラダイムを超えたスキルミスマッチの再考:ベトナムにおける動的な技能形成を目指して |
概要 | 1990年初頭のドイモイ政策以降、ベトナムは増加する外国直接投資の恩恵を受けつつ経済発展と工業化を進めてきたが、近年「中所得国の罠」に陥り成長が鈍化することが懸念されている。その要因の一つとして、しばしばスキルミスマッチ―十分な技術・技能を持つ人材の不足―が取り上げられている。多くの先行研究は教育訓練の質の低さがその原因と考え、「需要主導型」訓練を提案する。しかし、この議論は、企業は高度なスキルを備えた労働者を多く必要とすると仮定する新古典派経済学理論に基づいており、需要側の本質と制約を十分に考察していない。本研究は、外資および地場企業のインタビューから得た質的データに基づき、ベトナムの機械工業セクターにおけるスキル需要とスキルミスマッチをより包括的に分析し、高スキル国に導き得る要素を探る。 |