兼松セミナー(金融システム研究部会共催)Kanematsu Seminar (Jointly supported by: Financial System Research Group)

日時 2016年10月5日(水)午後2時00分から午後3時30分まで
会場 神戸大学経済経営研究所 会議室(新館2階)
対象 教員、院生、および同等の知識をお持ちの方
使用言語 日本語
備考 論文のコピーは共同研究推進室にご用意いたします。

2:00pm~3:30pm

報告者(所属) 野田 勝也 氏
(兵庫県中小企業再生支援協議会 統括責任者(プロジェクトマネージャー))
論題 中小企業の再生と経営改善を巡る動き
概要  リーマンショックに端を発して立法された、通称「中小企業金融円滑化法」は、二度の延長を経て平成25年3月に終了した。その結果、倒産件数の減少や金融機関の不良債権は減少し、相応の成果をみた。
 一方、中小企業者数は5年間で約40万者が減少、中小企業の経営者も高齢化しており、20年間で年齢の山は47歳から66歳へと移動している状況。
 本来は、金融機関から返済の猶予を受けている間に、事業を見直して改善すべきところ、なかなか出来ていない現実がある。
 国の制度である中小企業再生支援協議会では、それら企業の実態を見極めたうえで、専門的な支援を実施している。
 ここでは、現状における問題点や、今後の行政の動き等について説明する。