タイトル

金融機関職員から見た金融機関の人材マネジメントの現状と課題
-2017年「若年および中堅の金融機関職員の意識調査」の結果の概要-

要旨

我々は、2017年1月に「若年および中堅の金融機関職員の意識調査」を実施した。本調査は、2014年12月に実施した「金融機関職員アンケート2014」(家森・米田(2015)、家森(2016)など参照)をフォローアップする目的で実施したもので、「現在の職場、職務経験」、「学歴と就職理由」、「仕事へのやりがいや待遇への満足度」、「勤務する金融機関の強み」、「企業への助言、支援の取組状況等」、「人事制度や評価制度」、「職場の課題や職場の状況等」、などについての意識を調査した。対象は、20~50代の若手・中堅の金融機関職員(支店長やそれ以上の上位の職位者を除く)としたが、都市銀行・信託銀行509人、地方銀行294人、第2地方銀行66人、信用金庫143人、および信用組合22人の合計1034人から回答を得ることができた。本稿は、この調査結果を報告することを目的にしている。

キーワード

地方創生、地域密着型金融、地域金融、アンケート調査

連絡先

神戸大学経済経営研究所
家森 信善
E-mail: yamori@rieb.kobe-u.ac.jp

熊本学園大学経済学部
神戸大学経済経営研究所
米田 耕士