兼松史料研究会 Kanemastu Historical Materials Society
兼松史料研究会は2004年に発足した。本研究所はすでに兼松株式会社の貴重な会計帳簿や文献資料を大量に架蔵し、その分析を通じて日本企業の発達過程を明らかにしつつある。兼松史料研究会では、その研究成果を発表すると共に、兼松に在籍した一般社員はもちろん、元社長や現任の社長など重役歴任者も研究会に招き、様々な関係者からのヒヤリングを行うことで、同社の経営の軌跡を立体的に解明しようとしている。
開催年月日 | 論題 | 報告者 |
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2013年2月12日 | 兼松商店の複式簿記導入と近代化論 Career Experiences Replaced Emergence of Japanese Internal Labor Markets 明治期三井物産の中国ビジネスと長崎人脈 |
山地秀俊(神戸大学経済経営研究所 教授) 中林真幸(東京大学社会科学研究所 准教授) 木山実(関西学院大学商学部 教授) |
2011年2月2日 (兼松セミナー共催) |
商社における現地外国人傭人 兼松商店と肥料取引 |
大島久幸(高千穂大学経営学部 教授) 市川大祐(北海学園大学経済学部 准教授) |
2010年6月4日 | 商社における人事システムの分析の変容 | 藤村佳子(神戸大学経営学研究科 博士課程) |
2009年2月10日 | 世紀転換期の鉄道用品取引と日本商社 ―大倉組ニューヨーク支店を中心として― |
中村尚史(東京大学社会科学研究所 教授) |
2008年5月19日 (兼松史料研究部会共催) |
内部ガバナンスとしての従業員持株制度 | 井上真由美(経済経営研究所 講師) |
2007年11月30日 (兼松史料研究部会共催) |
内部ガバナンスとしての従業員持株制度 | 井上真由美(経済経営研究所 講師) |
2007年3月24日 | 戦前期兼松の人事方針 兼松の写真を読む |
藤村聡(経済経営研究所 助教授) 山地秀俊(経済経営研究所 教授) |
2006年12月1日 | 兼松の写真を読む |
山地秀俊(経済経営研究所 教授) |
2005年12月2日 | 戦後25年の人事制度と社員生活 兼松における従業員持株制度の特徴 |
向井清之(兼江会) 井上真由美(神戸大学経営学研究科 大学院生) |
2005年7月9日 | ウールトップ輸出取引 大正期における兼松の会計システム |
花田昌三(兼江会) 山地秀俊(経済経営研究所 教授) |
2004年12月4日 | 朝鮮戦争前後の商社経営 商社経営における人材育成と登用 |
吉村基泰(兼江会) 藤村聡(経済経営研究所 助教授) |