毎年恒例の標記フォーラムが1月27日に神戸商工会議所において、神戸商工
会議所・神戸大学経済経営研究所の共催で実施されました。 今回は「経済に国境はなくなるのか」を統一テーマとし、大学関係者、実務関
係者をはじめたくさんの参加者にお集まりいただきました。
経済経営研究所の下村研一助教授が司会進行を受け持ち、山地秀俊所長の
挨拶のあと、次の3名の経済経営研究所所員による講演が行なわれました。 浜口伸明助教授の「脱国境の経済学から見た東アジア」、
下村耕嗣教授の 「グローバリズムの光と影」、そして井川一宏教授の「地域経済統合」です。
本格的なボーダーレス経済時代はどのようにしてやって来るのか、その時代に
対して日本の政府と民間は今のままではどのように反応すると予想されるか、
さらにそれがあるべき姿ではないとしたらどのように正されるべきか、という
3つの講演を通じて提起された諸問題に対する参加者による関心は想像以上に
大きいものでした。講演した所員に対して参加者からたくさんの質問やコメント
があり、学外の方々と経済経営研究所員とが共通のテーマに関する議論を通じて
交流する大変有意義なフォーラムとなりました。 |