毎年恒例の標記フォーラムが3月8日に神戸商工会議所・神戸大学経済経営研究所共催で実施されました。「事業創造のマネジメント−その成功と失敗に学ぶ−」というテーマで、100名近い参加者にお集まりいただきました。当リエゾンセンターの延岡教授が司会進行を受け持ち、最初に、流通科学大学・磯辺剛彦教授から、ベンチャーの成功と失敗の要因を、多くの事例を使って説明いただきました。次に、フェニックス電機の斉藤定一社長から、経営危機から驚異的な回復を実現された実体験をもとに、その方策とプロセスについてご説明いただきました。最後に、神戸大学の吉原英樹教授から、日本社会におけるベンチャー失敗時の恐ろしさについて問題を提起していただきました。事業創造・起業については、成功物語や起業の明るい面だけを強調する場合が多いですが、本フォーラムでは失敗の多さやその怖さも含めた総合的な見地から議論され大変有意義なものとなりました。 |