RIEBセミナー (RIEB Seminar)
日時: (Date&Time) |
2009年2月4日(水)午後3時30分から (Wednesday, February 4, 2009, 3:30pm〜) |
報告者: (Speaker) |
長内 厚 (OSANAI Atsushi) |
所属: (Affiliation) |
神戸大学経済経営研究所 (RIEB, Kobe University) |
論題: (Topic) |
台湾エレクトロニクス産業における製品開発−モジュラー型の強みとすり あわせ型の取り込み− |
概要: (Abstract) |
従来、日本を除く東アジアのエレクトロニクス産業は、総論的には先進国から の技術移転をベースとしたキャッチアップ型の開発を特徴とすると論じられてきた。 しかし、東アジアの産業の中でも地域によって異なる特色を持つ製品開発のメカニズ ムが存在している。本報告では、冒頭で半導体、液晶パネル、OEM/ODMの分野で強み を有する台湾のエレクトロニクス産業の形成過程とその特徴を紹介する。その上で、 これまで徹底したモジュラー型の製品開発が強みとされてきた台湾エレクトロニクス 産業が、すりあわせ型のプロセスを取り込み始め、その事業スタイルや製品開発プロ セスに変化が生じてきていることをケーススタディを基にした質的研究によって示 す。この変化は、エレクトロニクス産業が機能的価値の頭打ちに直面し、従来以上の 顧客価値を創造するため、効率的な性能・機能向上だけでなく主観的で情緒的な価値 を創造する必要に迫られているためであると考えられる。 |
会場: (Place) |
神戸大学経済経営研究所 調査室 (兼松記念館1階) Seminar Room at RIEB (Kanematsu Memorial Hall 1st Floor) |
対象: (Intended Audience) |
教員、院生および同等の知識をお持ちの方 Faculty, Graduate Students and People with Equivalent Knowledge |
使用言語 (Language) |
日本語 Japanese |
備考: (Note) |
論文のコピーは研究助成室にご用意いたします。 |