特定領域研究・組織班研究会 (RIEBセミナー/実験経済学研究部会共催)
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (Jointly supported by RIEB Seminar / Experimental Economics Workshop)
日時: (Date&Time) |
2008年7月29日(火)午後3時から (Tuesday, July 29, 2008, 3:00pm~) |
報告者: (Speaker) |
大坪 庸介 (OHTSUBO Yohsuke) |
所属: (Affiliation) |
神戸大学大学院人文学研究科 (Graduate School of Humanities, Kobe University) |
論題: (Topic) |
マインド・リーディングの基盤としてのコストリー・シグナリング -謝罪場面を用いた実験研究を中心として- |
概要: (Abstract) |
シグナリング・ゲームは経済学と生物学で独立に発展し、様々な現象に応用されてきた。シグナリング・ゲームの分析から明らかになったことは、シグナルの 送り手と受け手の利害が一致していないのであれば、正直なシグナルには欺瞞を防止するのに十分なコストがかかっていなければならないということである。私たちの 研究グループでは、謝罪という潜在的に欺瞞や裏切りを含むコミュニケーションでは、シグナルを作るためのコストが正直さを保証するために重要になると考えて いる。そして、謝罪というコミュニケーションは、仲直りをすることができれば将来自分は協力的に振舞うという行動意図の伝達であると考えている。したがって、 シグナリングは、相手の意図を正確に察知するというマインド・リーディングの基盤になっていると考えている。今回の発表では、主にコストがかかった謝罪の効果を 検討した実験データを示しながら、コストリー・シグナリングとマインド・リーディングの関係について考える。 |
会場: (Place) |
フロンティア館3F マルチメディア演習室 Frontier Hall for Social Sciences, Multimedia Practice Room (3rd floor) |
対象: (Intended Audience) |
教員,院生,学部生,および同等の知識をお持ちの方 Faculty, Graduate Students, Undergraduates, and People with Equivalent Knowledge |
使用言語 (Language) |
日本語 Japanese |
備考: (Note) |
当日セミナーへのご参加を希望される方は7月25日(金)までにご氏名、ご所属、ご連絡先(メ-ルアドレス)を特定領域研究・組織班事務局までご連絡下さい。 |