ラテンアメリカ・セミナー (Latin America Seminar)
| 日時： （Date&Time) |
2007年8月2日（木）午後3時から (Thursday, August 2, 2007, 3:00pm〜) |
| 報告者： （Speaker） 所属： （Affiliation） |
野村 友和 (NOMURA Tomokazu) 神戸大学大学院経済学研究科 (Graduate School of Economics, Kobe University) 田中 康秀 (TANAKA Yasuhide) 神戸大学大学院経済学研究科 (Graduate School of Economics, Kobe University) |
| 論題： （Topic） |
ブラジルにおける男女間賃金格差の要因について On the Male-Female Wage Differentials in Brazil |
| 概要： （Abstract） |
本研究では，ブラジル地理統計局による家計調査データ（PNAD）を用いて，ブラジルにおける男女間賃金格差について分析する。用いられる手法は，賃金格差の要因分解に広く用いられているBlinder-Oaxaca分解である。この研究のブラジルに関する既存研究と異なる点は，賃金関数の推計において各段階の教育を修了（卒業）することにより非連続的に賃金が上昇するというSheepskin
effectを考慮したタイプの定式化が用いられるということにある。これにより，学歴のどの部分が労働市場で高く評価されるのか，また，それが男女間でどのように異なるのかが明らかになる。 分析の結果ブラジルでは，賃金労働者については男女の平均的な賃金の間に大きな格差はないものの，学歴や経験年数などの属性をコントロールした女性の賃金は男性の賃金に比べて低く，労働市場において女性に対する差別が存在していることが示唆される。 |
| 会場： (Place) |
神戸大学経済経営研究所 小会議室 （兼松記念館1階） Small Meeting Room at RIEB (Kanematsu Memorial Hall 1st Floor) |
| 対象： （Intended Audience) |
教員，院生，および同等の知識をお持ちの方 Faculty, Graduate Students, and People with Equivalent Knowledge |
| 使用言語 （Language) |
日本語 Japanese |
| 備考： (Note) |
論文のコピーは研究助成室にご用意いたします。 |