RIEBセミナー (RIEB Seminar)

日時:
(Date&Time)
2007年2月6日(火)午後1時半から (Tuesday, February 6, 2007, 1:30pm〜)
報告者:
(Speaker)
藤村 聡 (FUJIMURA Satoshi)
所属:
(Affiliation)
神戸大学経済経営研究所 (RIEB, Kobe University)
論題:
(Topic)
戦前期兼松の人事採用 
The Recruits in a pre-war Japanese trading company KANEMATSU,1889-1941
概要:
(Abstract)
従来の研究では、戦前期の日本企業は硬直的な学歴社会と理解されてきた。正社員として入社し幹部に昇進できるのは帝大や高商等の学卒者に限られ、非学卒者は雇員や等外者として雇用され、正社員に昇格できても下級の職位に留め置かれたというのが戦前期企業の一般的なイメージになっている。
しかし、そこでの分析対象は専ら三井や住友に代表される巨大財閥か、繊維業の職工に偏っており、中小企業のホワイトカラーの実態は明かではない。そこで本報告は、明治中期に神戸で創業した「兼松商店」(現在の兼松株式会社)を分析対象に、同社の1889年の創業から第二次大戦直前の1941年まで合計500名余の入店者の傾向を分析し、従来の「戦前期日本企業=硬直的な学歴社会」という理解は一面的であったことを明らかにしたい。
会場:
(Place)
神戸大学経済経営研究所 調査室 (兼松記念館1階)
Seminar Room at RIEB (Kanematsu Memorial Hall 1st Floor)
対象:
(Intended Audience)
教員,院生,および同等の知識をお持ちの方
Faculty, Graduate Students, and People with Equivalent Knowledge
使用言語
(Language)
日本語
Japanese
備考:
(Note)

論文のコピーは研究助成室にご用意しております。
Copies of the paper are available at Research Assistant Room.