RIEBセミナー (RIEB Seminar)

日時:
(Date&Time)
11月15日(月)午後3時から (Monday, November 15, 3:00pm〜)
報告者:
(Speaker)
香坂 玲 (KOHSAKA Ryo)
所属:
(Affiliation)
東京大学大学院
Graduate School of Agricultural and Life Sciences, University of Tokyo
論題:
(Topic)
写真コンクールを題材とした森林美観の探求:日独のケーススタディーより
Exploring forest aesthetics using forestry photo contests: case studies examining Japanese and German public preferences
概要:
(Abstract)
日独の都市住民が複数の人数で参加・議論をしてもらい、両国の森林写真コンテストからの写真を分類するという手法を用いた。結果として「自然を模倣した林業」に対する両国民の相違が特定された。ドイツでは倒木・死木の生態的重要性が広く認識されており、自然に放置されている倒木・死木と木材を区別して認識したのに対し、日本人グループでは両者は混合されていた。また、ドイツの写真郡には混合林・広葉樹などが多く見られたが、日本の写真郡では、針葉樹の人工林のほうが多く示された。また独では雑多で童話的な森が、日本では人工林や水のある風景が好まれる傾向にあった。一方、ドイツでは自然美を追求するあまり、林業・木材の写真郡が少なかったが、日本の写真郡は効果的に林業をアピールしていた。両国民の美観に対する意識の相違から森林風景施業では方向性が異なる政策が必要となることを指摘した。
会場:
(Place)
神戸大学経済経営研究所 調査室 (兼松記念館1階)
Seminar Room at RIEB (Kanematsu Memorial Hall 1st Floor)
対象:
(Intended Audience)
教員、院生、学部生、および同等をお持ちの方
Faculty, Graduate Students, Undergraduates, and People with Equivalent Knowledge
使用言語
(Language)
日本語
Japanese
備考:
(Note)

論文のコピーは研究助成室にご用意しております。
Copies of the paper are available at Research Assistant Room.