江崎グリコ国際経営セミナー （Ezaki-Glico Seminar in International Business）
| 日時： （Date&Time) |
5月22日（木）午後3時30分から （Thursday, May 22, 3:30pm～） |
| 報告者： （Speaker） |
村山 裕三 （MURAYAMA Yuzo） |
| 所属： （Affiliation） |
大阪外国語大学 （Osaka University of Foreign Studies） |
| 論題： （Topic） |
The Industrial Environment, Institutional Changes, and Technological Innovations in the Japanese Telecommunications Industry |
| 概要： （Abstract） |
本発表は、日本の通信（機器）産業を、業界を取り巻く環境の変化、及び、法律の枠組み、産官学の協力形態などの制度的な側面から分析する。戦後の通信業界を、①閉鎖的なシステムの時代（1950-60年代）、②規制緩和とデジタル化の時代（1970-80年代）、③インターネットの時代（1990年代－現在）の三つの時期に分け、それぞれの時代における業界環境、経済制度、具体的なイノベーション、を概観する。そして、1950－60年代に機能した研究開発のシステムが、1970－80年代にどのような問題に直面したかを検証し、最近になり萌芽してきた新たな研究開発のシステムの特質を明らかにする。特に、コントロールされた競争から直接的な競争への動き、閉鎖的なシステムからオープンなシステムへの転換、ファミリー的な産業組織から「場」を重視した組織への変化、に焦点をあてて議論を進める。そして、最後に、アメリカで生じた、規制緩和やデジタル化などの通信業界の変化に対して、日本の経済制度がどのように対応したか、また、経済制度とイノベーションの間にはどのような関係があるか、などについても議論をおこなう。 |
| 会場： (Place) |
神戸大学経済経営研究所 調査室 （兼松記念館1階） Seminar Room at RIEB (Kanematsu Memorial Hall 1st Floor) |
| 対象： （Intended Audience) |
教官、院生、および同等の知識をお持ちの方 Faculty, graduate students, and people with equivalent knowledge |
| 使用言語： （Language） |
日本語 Japanese |
| 備考： (Note) |
論文のコピーは開催日の１週間前に研究助成室にご用意いたします。 |