神戸大学金融研究会
(Monetary Economics Seminar of Kobe University)
日時: (Date&Time) |
4月16日(土)10時30分から (Saturday, April 16, 10:30am〜) |
報告者: (Speaker) |
安井 肇 氏 (YASUI Hajime) |
所属: (Affiliation) |
中央青山監査法人 (ChuoAoyama Pricewaterhouse Coopers) |
論題: (Topic) |
「新BIS規制とその含意」 |
概要: (Abstract) |
「新BIS規制の概要――現時点におけるファイナンス理論とガバナンス理論に関する実践的応用」 昨年最終合意された新BIS規制の実施に向け、世界中の預金取扱金融機関は準備をしています。わが国でも、昨年10月末の告示素案公表後活発な動きが見られます。約7年の歳月をかけて合意に達した新BIS規制は、リスクの計量化という点では、信用リスク管理とオペリスク管理に関する理論の発展とその実践であると考えられます。今回のセミナーでは、信用リスク管理を例にとりながら、リスク感応的な新BIS規制の枠組みを明らかにしたいと考えております。同時に、定性的なリスク管理においては、一昨年米国で草案が示され、昨年最終的に公表されたCOSO2 (Enterprise Risk Manegement) のフレームワークが用いられていると考えられます。これは、1992年に公表されたCOSO1(内部統制の統合的枠組み)をその後のイノベーション等を踏まえて改訂したもので、米国では企業改革法(サーベンズオクスレィー法)後のコーポレートガバナンスに関するひとつの有力なあり方を示していると言われております。新BIS規制は、COSO2 (Enterprise Risk Manegement) の精神を取り入れていることは間違えありませんので、COSO改訂の趣旨やその意味するところを解説したいと考えています。 |
会場: (Place) |
神戸大学経済経営研究所 会議室(研究所新館2階) RIEB Meeting Room (New Building 2nd floor) |
対象: (Intended Audience) |
基本的に会員制の研究会ですが、非会員で関心のある方の参加も歓迎します。 The seminar is primarily for the workshop members. But non-members are also welcome to attend. |
備考: (Note) |
論文のコピーは開催日当日に会場にご用意いたします。 |