神戸大学金融研究会
(Monetary Economics Seminar of Kobe University)
日時: (Date&Time) |
11月20日(土)午後14時00分から (Saturday, October 20, 14:00pm〜) |
報告者: (Speaker) |
小田 信之 氏 (ODA Nobuyuki) |
所属: (Affiliation) |
日本銀行 (Bank of Japan) |
論題: (Topic) |
「自然利子率について:理論整理と計測」 (Theory of the Natural Rate of Interest and the Estimation in the Case of Japan) |
概要: (Abstract) |
本稿は、景気中立的な実質利子率である自然利子率(均衡実質金利、中立利子率)の考え方や性質を解説するとともに、金融政策運営の参考とし得る自然利子率はどのように計測されるべきかについて、日本の計測例を呈示しつつ考察する。 自然利子率の解説に当たっては、それを長期均衡的な一定値として捉える伝統的な概念だけでなく、毎期の総需要と総供給をマッチさせるように変動していく短期均衡的な概念として捉える考え方にも重点を置く。 日本における自然利子率の計測に当たっては、バックワード・ルッキング型の小規模構造モデルを利用する。計測の結果、1997年以降に自然利子率が負になる局面があった可能性などが示唆される。また、今回の計測を踏まえ、金融政策運営上の参考情報として自然利子率を活用していくに当たっての留意点等も考察する。 |
会場: (Place) |
神戸大学経済経営研究所 会議室(研究所新館2階) RIEB Meeting Room (New Building 2nd floor) |
対象: (Intended Audience) |
基本的に会員制の研究会ですが、非会員で関心のある方の参加も歓迎します。 The seminar is primarily for the workshop members. But non-members are also welcome to attend. |
備考: (Note) |
論文のコピーは開催日当日に会場にご用意いたします。 |