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ニュースレター[065] News Letter[065]
 

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リエゾンニュースレター No.065                        2008年04月号
 
                                   神戸大学 経済経営研究所
                                 附属政策研究リエゾンセンター
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■お知らせ■
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▼2008年4月より経済経営研究所 所長 兼 政策研究リエゾンセンター長に
宮尾龍蔵教授が就任致しました。
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所長就任のご挨拶
                              宮尾 龍蔵
 この4月に経済経営研究所長を拝命いたしました。若輩・微力ではありますが、神戸大学そして日本の経済学・経営学発展のために全力を尽くす所存でございます。当研究所は大正8年(1919年)、神戸高等商業学校の商業研究所として創設され、神戸大学における唯一の研究所として、創設から90年近くの歴史を有します。
 大学に設置される研究所(「附置研究所」)には、学生教育を基本とする学部・研究科とは異なり、研究上の使命が特に掲げられます。私どもの目的の第1は、経済学・経営学における学術研究のフロンティアを前進させ、新しい知の創出に貢献することです。第2の目的は、先端研究に基づいた教育・啓蒙活動そして産学官連携活動を実施し、社会貢献を行うことです。
 当研究所では、国際性と学際性をキーワードに、(i)グローバル経済の持続可能性と多様性、(A)国際貿易・経済動学に関する理論研究、(B)製造業の技術経営・日本企業の国際競争力といった分野を重点課題に掲げ、先端研究の実績を挙げてまいりました。また社会貢献面では、兵庫県や神戸商工会議所などとの連携活動、学界や企業人との研究交流、ポスドク積極採用などの若手研究者育成、「兼松資料」などのユニークな企業資料の整備・公開などを推進しています。さらに今年度からは、経済学と経営学の新しい融合領域である「アジアにおける関西ものづくり」研究拠点形成を目指した活動を開始します。今後も先端的な研究活動と先端研究に基づく教育・啓蒙活動に所員一同全力投球してまいります。ご鞭撻、ご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
(※所長のメッセージ http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/what/director-j.html もご参照ください)
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■4月以降のセミナー■
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随時更新されますので、ご興味のある方は、ウェブページの方へご確認下さい。
セミナーの詳細もこちらからご覧いただけます。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/seminar/index-j.html

また、当研究所のセミナーは詳細ページの「対象」に該当する方ならどなたでもご参加いただけます。企業等一般の方のご参加も歓迎いたします。会場準備の都合上、参加ご希望の方は事前に下記アドレスからお申し込み下さい。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/seminar/seminar-join.html
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▼RIEB セミナー(六甲フォーラム共催)
4月17日(木)15:00〜 
Vikas MEHROTRA(アルバータ大学ビジネス学部/一橋大学経済研究所)
「Do Stock Exchanges Corral Investors into Herding?」
Aditya KAUL(アルバータ大学ビジネス学部)
「Flight to Quality and Canadian Mutual Fund Flows」
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▼兼松セミナー(現代会計学研究会共催)
4月19日(土)15:30〜 辻川 尚起(兵庫県立大学経営学部)
「財務データからみた地方圏企業の特性」
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■組織学会研究発表大会■
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6月7日8日に神戸大学六甲台キャンパスで組織学会研究発表大会を開催します。経営学研究科の加護野教授を大会準備委員長に、研究所からも、延岡教授、伊藤教授、長内准教授、神吉助教が実行委員会に参加しています。また、同大会では、本研究所の長内准教授・神吉助教、立命館大学の善本准教授、長岡大学の伊吹講師の共同報告によるテーマセッション「商品コンセプト開発のマネジメント−What to makeの技術経営」が開かれます。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/aos/html/conferences.html
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■ディスカッションペーパー■
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こちらに掲載されているものは最近,出されたディスカッションペーパーです。
過去のディスカッションペーパーにつきましてもホームページ上から自由にダウンロードすることができます。
和文一覧: http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/dp/index-j.html
英文一覧: http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/dp/index.html
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▼Discussion Paper Series No.J90
「アクティビストファンドに対する日本企業の反応」
井上 真由美・池田 広男 著 2008年3月
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▼Discussion Paper Series No.J91
「残余利益評価モデルにもとづく財務比率の特性分析」
村宮 克彦 著 2008年3月
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■コラム■
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今月のコラムは経済経営研究所 柴本昌彦講師による「マクロ経済学的視点による今後のアメリカ(及び世界)経済の行方〜バブル崩壊後から長期低迷期にかけての日本の経験から得られることとは?〜」です。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sendinfo/column/pdf/column065.pdf

次回のコラムは経済経営研究所 井上真由美講師による「ある小さな町の出来事から」です。

バックナンバーもご覧いただけます。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sendinfo/column/columnbackno.html
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■活動の報告■
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▼少子化問題研究部会 平成19年度研究成果フォーラム
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2008_04_02_02.htm
●神戸大学経済経営研究所は兵庫県・兵庫労働局と共催で3月27日、兵庫県民会館パルテホールで、フォーラム「総合化へ向かう少子化政策:地域の足元を見つめ、未来を見据えて」を開催し、約九十人が参加しました。このフォーラムを通じて、経済経営研究所と兵庫県が締結した「少子化に関する調査研究についての協力協定」に基づいて、兵庫労働局の協力も得て実施している少子化問題研究部会の研究成果とともに、兵庫県の様々な地域において子育て支援や仕事と生活のバランス推進に取り組んでいるNPO、企業、行政の様子を紹介しました。フォーラムの内容は(大学ホームページ内のURL)で紹介されています。また当日の様子は117ブロードバンドテレビ( http://www.hyogo117tv.jp )にて無料で視聴することができます。
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▼経営革新ゼミナール「市場志向のR&D−中小企業のための経営戦略−」
●去る3月14日神戸市商工会議所において、神戸大学経済経営研究所・神戸市商工会議所共催、経営革新ゼミナール「市場志向のR&D−中小企業のための経営戦略−」を開催しました。このゼミナールでは、本研究所の伊藤、長内、神吉が神戸市の企業経営者やサラリーマンを対象としてR&Dマネジメントに関するレクチャーを行い、盛況のうちに終了しました。
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▼Kobe Global COE Workshop「Economics of Diversuty:Issues and Prospects」
●3月21日、クラウンプラザ神戸にて、COEワークショップを開催致しました。このワークショップでは、研究所からも多くの教員が参加し、活発な議論が交わされました。
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▼意見交換会「アフリカ開発 -過去、現在、未来」
●2月26日、JICA本部においてPaul Collier教授(オックスフォード大学)の「アフリカ開発‐過去、現在、未来」と題した基調報告を踏まえた意見交換会が、JICA国総研とアジア経済研究所の合同で開催され、当リエゾンセンターの日野博之教授が参加しました。
当日の日野博之教授のコメントが以下のURLより、ご覧頂けます。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sendinfo/news/hino20080229.pdf
また、全議事録が以下のURLよりご覧頂けます。
http://www.jica.go.jp/kokusouken/topics/2008/080229.html
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▼「アジアの経済成長とアフリカ開発」国際ワークショップ
●2月6日にJICA国際協力総合研究所で「アジアの経済成長とアフリカ開発」国際ワークショップ(現代アフリカにおける「開発主義国家」の持つ意味と可能性―アジアの経験との比較から―)が開催され、当リエゾンセンターの日野博之教授も参加し、コメント発表を行いました。
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■出版物■
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▼『企業情報分析資料室通信』第10号
●政策研究リエゾンセンターより、企業情報分析資料室通信第10号が発行されました。リエゾンセンターでは、企業が公表する会計報告書をはじめ、兼松史料等、多様な企業関連資料を体系的に収集していますが、今回の『企業情報分析資料通信』(bP0)でも、こうした資料あるいは類似資料を用いた研究成果報告の概要を多数掲載しています。読者の参考になり、多くの研究者や学生諸氏がリエゾンセンターの資料を利用していただくことを期待しています。この通信をご希望されます方はリエゾンセンターまでお問い合わせください。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/introduction/question.html
また、センターのウェブページからもご覧頂けます。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/cdal/tsushin/tsushin.html
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■着任の挨拶■
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▼佐藤隆広准教授
 本年4月1日付けで、経済経営研究所・准教授を拝命いたしました佐藤隆広です。
 専攻分野は、開発経済学です。開発経済学は、開発途上国における経済発展の諸問題の解明と解決を目指す総合政策科学だと考えてもらえればよいかと思います。他の分野と比較してみると、標準的な教科書も少なく未熟な部分をもっている反面、その分、未開拓な分野が多いため挑戦しがいがある分野です。 わたしは、開発経済学を用いて、学部学生時代から数えて丸17年間にわたって、現代インド経済論に取り組んでいます。とくに、具体的な研究テーマとしては、(1)1990年代以降のインド経済のグローバル化と(2)1970年代以降のインド農村労働市場の構造変化になります。まだ、この2つのテーマを統一的に論じられるだけの実力を持っていないのですが、いつの日か、それを成し遂げ、新しい現代インド経済論を打ちたてたいと考えています。その目標に向けた試みの中間報告として、拙著『経済開発論:インドの構造調整計画とグローバリゼーション』(世界思想社)を2002年1月に刊行し、拙編『インド経済のマクロ分析』(世界思想社)の本年中の刊行を目指しております。
 今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします。
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▼首藤昭信准教授
 4月1日付けで経済経営研究所准教授として着任致しました首藤昭信と申します。関西大学大学院商学研究科で5年間学び、専修大学商学部に6年間努めた後、本学でお世話になることになりました。専門は財務会計ですが、特に企業の利害関係者の間で結ばれる契約において、会計情報が果たす役割について実証的な側面から研究を行っています。また会計情報が様々な契約に利用されているとすれば、経営者は会計情報を操作するインセンティブを有します。これは利益調整(earnings management)と呼ばれますが、このような利益調整の動機、方法および経済的影響を解明することが近年の主要な研究テーマとなっています。非力ではございますが、本学の発展に多少なりとも寄与できるよう頑張っていきたいと思っております。今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い致します。
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▼大久保敏弘准教授
 4月1日付で経済経営研究所附属政策研究リエゾンセンター准教授として着任致しました、大久保敏弘です。どうぞよろしくお願い申し上げます。前任はイギリスのマンチェスター大学政治学部附属経済政治統治研究所にて研究講師を務めておりました。イギリスおよびイングランド北部地域の地域開発や景気循環、政治統治などについて研究しておりました。神戸の町は美しく、またケーキやパンなど食べ物も格別においしく、前任先とは比べ物にならないほどで、また人々も穏やかで親切で非常に居心地がよく気に入っております。長い伝統
があり、世界的にも研究体制で定評のある神戸大学経済経営研究所に赴任したことをたいへんうれしく思います。研究面では今後、国際経済の理論や実証を中心に研究できればと思っております。微力ながらも研究面で神戸大学に貢献できればと思っております。若輩者でありますがご指導ご鞭撻のほどどうぞよろしくお願い致します。
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▼松本陽一講師
 4月1日付で経済経営研究所講師として着任した松本陽一です。今年3月に慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程を修了し、学位を取得しました。研究領域はイノベーションです。これまで、イノベーションを通じた企業の成果獲得に関心を寄せ、製品アーキテクチャや企業の境界、ドメイン(組織体の活動範囲)の問題に焦点を当てて、研究を行ってきました。インクジェット・プリンタ、腕時計、テレビなどの製品分野がおもな調査対象です。引き続きこれらの製品分野の動向を追いつつ、さらに半導体を対象とした研究を計画しています。理論・実証の両面で堅実かつ野心的な研究を目指し、1日も早く神戸大学経済経営研究所の機関価値向上に貢献できるよう精進してまいります。若輩者ではありますが、ご指導、ご鞭撻のほど、なにとぞよろしくお願いします。
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■経済経営研究所 リエゾン活動へのリンク■
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▼セミナー
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/seminar/index-j.html

▼ディスカッションペーパー一覧
和文:http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/dp/index-j.html
英文:http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/dp/index.html

▼経済経営研究所 全教官と研究
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ResearchStaff/index-j.html

▼過去のニュースレター
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sendinfo/mailinglist/newsletterback.html

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