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ニュースレター[047] News Letter[047]
 

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リエゾンニュースレター No.047                         2006年10月号
 
                                   神戸大学 経済経営研究所
                                 附属政策研究リエゾンセンター
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■10月以降のセミナー■
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随時更新されますので,ご興味のある方は,ウェブページの方へご確認下さい。
セミナーの詳細もこちらからご覧いただけます。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/seminar/index-j.html

また,当研究所のセミナーは詳細ページの「対象」に該当する方ならどなたでもご参加いただけます。企業等一般の方のご参加も歓迎いたします。会場準備の都合上,参加ご希望の方は事前に下記アドレスからお申し込み下さい。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/seminar/seminar-join.html
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▼RIEBセミナー(神戸大学金融研究会共催)
10月27日(金) 
15:30〜 大津 敬介(日本銀行金融研究所)
「A Neoclassical Analysis of the Korean Crisis」
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■コラム■
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今月のコラムは経済経営研究所 田村 真由美 助手による「基本を忘れるということ−ある企業の失敗例−」です。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sendinfo/column/pdf/column047.pdf

先月のコラム(経済経営研究所 趙 来勲 助教授による「ホットな神戸とクールなシドニー」)もアップいたしました。以下URLからご覧いただけます。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sendinfo/column/pdf/column046.pdf

次回のコラムは経済経営研究所長 後藤 純一 教授による「神戸大学ただひ
とつの附置研究所として」です。

バックナンバーもご覧いただけます。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sendinfo/column/columnbackno.html
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■活動の報告■
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▼Economic History Association Annual Meetingsで報告
9月15日(金)から17日(日)にかけてアメリカ・ペンシルバニア州Pittsburghで行われたEconomic History Association Annual Meetingsにて,当センター鎮目雅人教授が報告をおこないました。タイトル及び概要は以下のとおりです。

「Low Interest Rate Policy in the Early 1930s in Japan: A Myth of 'the Keynesian before Keynes'」
タイトルにある'the Keynesian before Keynes'というのは,大蔵大臣として日本を金本位制から離脱させるとともに積極的な財政・金融政策を展開し,大恐慌から日本経済を救ったとされる高橋是清のことです。
報告の中では,新たに導出した両大戦間期の日本の長期金利データを用いて,英米金利との連動関係を誤差修正モデル(ECM)等により分析し,日本の金融政策が海外の金融政策に従属していたことを確認しました。さらに,アーカイブ資料に記された政策当局者の発言とあわせてみると,当時の日本は開放小国として位置付けられ,高橋財政期の日本の経済政策を閉鎖経済下における裁量的マクロ経済政策の枠組みで「先駆的なケインジアン政策」として捉えるのは適切ではなく,むしろ1990年代の新興国の通貨危機時のエピソードと似ていることを指摘しました。

論文は以下の学会サイトからダウンロード可能です。
http://2006.ehameeting.com/schedule/detailed_schedule.php#session_4B
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▼神戸大学金融研究会でのセミナー報告
当センター宮尾龍蔵教授が幹事をつとめている神戸大学金融研究会において,9月30日(土)「Can New-Keynesian Phillips Curve Explain Japanese Inflation Dynamics?」というタイトルで,日本銀行金融研究所の武藤一郎氏にご報告いただきました。フィリップス曲線は,物価上昇率と実体経済との関係を描写する式で,最近「ニューケインジアン」タイプのフィリップス曲線が注目を集めています。武藤氏の報告では,日本について検証する際,従来のアプローチを修正して,労働の調整費用や実質賃金の硬直性などを考慮することで,現実をうまく説明できることを示しています。より詳しい概要については,下記をご参照下さい。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/monetary/2006/2006.9.30.html
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■出版物■
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▼『国際会計シンポジウム報告集 EUIJ関西第3回国際シンポジウム
 「国際会計シンポジウム―EUから押し寄せる会計国際化の波―」』
  神戸大学経済経営研究所 山地秀俊編 2006年9月1日
●EUインスティテュート関西主催,神戸大学経済経営研究所・京都大学経済学研究科・関西学院大学商学部会計学研究室共催,関西経済連合会・関西生産性本部・神戸商工会議所後援による第3回国際シンポジウム「国際会計シンポジウム−EUから押し寄せる会計国際化の波―」が2006年3月20日に開催されましたが,その報告集が研究所から出版されました。国際的には会計基準が収斂を前提に妥協案を探りつつある状況が,また日本の企業は資本調達に関してEUから撤退しつつある状況も,浮き彫りにされております。
残部が少しありますので,ご関心のある方は当研究所 山地までお問い合わせください(送料実費にてお分けいたします)。
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▼『マネジメント・テキスト MOT[技術経営]入門』
 延岡 健太郎 著 日本経済新聞社 2006年9月 328頁 3,150円(税込)
 http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=13321
●経営学(戦略論と組織論)をベースとして書かれた初めてのMOT(技術経営)の教科書です。製造業における付加価値の最大化を目指す経営に焦点を当てています。持続的に利益を創出するための組織能力・強みをいかに構築すべきなのか,やさしく体系的に解説しています。
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■経済経営研究所 リエゾン活動へのリンク■
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▼セミナー
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/seminar/index-j.html

▼ディスカッションペーパー一覧
和文:http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/dp/index-j.html
英文:http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/dp/index.html

▼経済経営研究所 全教官と研究
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ResearchStaff/index-j.html

▼過去のニュースレター
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sendinfo/mailinglist/newsletterback.html

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