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ニュースレター[039] News Letter[039]
 

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リエゾンニュースレター No.039                         2006年2月号
 
                                   神戸大学 経済経営研究所
                                 附属政策研究リエゾンセンター
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■平成17年度 神戸大学「ツーリズム」フォーラム■
   ― アジア諸国に学ぶわが国の観光立国政策 ―
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2003年、わが国は「観光立国」を宣言しました。そのねらいは、国際旅行収支の改善にあり、そのために訪日外国人旅行者を2010年に1,000万人にする目標を立てました。なかでも、東アジア諸国からの訪日客の増加を期待しています。
一方、東アジアには日本を上回る外国人旅行者を受け入れている国が多いのですが、それらの国はいかなる施策でもって外国人旅行者を受け入れているのでしょうか。わが国が学ぶべきは,意外にも東アジアの外国人受け入れ先進国からではなかろうかと、裏返して見てみたいと思います。

開催日:平成18年2月18日(土)
場 所:第T部及び第U部 神戸大学アカデミア館 504号室
    交流会      「さくら」(神戸大学アカデミア館 3F)
内容:
13:30〜13:40 開会の辞 山地 秀俊(神戸大学経済経営研究所長)

13:40〜14:30 第I部 基調講演
「空港会社から見たわが国の訪日客受け入れの状況と課題」
村山 敦(関西国際空港株式会社代表取締役社長)

14:40〜17:10 第II部 パネルディスカッション
パネリスト 鄭 保壘(中国国家観光局大阪駐在事務所長)
      金 應相(韓国観光公社大阪支社長)
      井上 朱美(タイ国政府観光庁大阪事務所アシスタントマーケティングマネージャー)
      アズハリ・ハーロン(マレーシア政府観光局大阪支局長)
コーディネーター 小西 康生(神戸大学経済経営研究所教授)

17:10〜17:15 閉会の辞 山地 秀俊

17:30〜19:30 交流会

現在のところ、お席に若干の余裕がございます。
参加申込方法につきましては下記のアドレスよりご覧下さい。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/tourism/tourism05-j.html
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■EUIJ関西 国際会計シンポジウム■
   ― EUから押し寄せる会計国際化の波 ―
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 EU域内企業は、2005年1月に始まる会計年度より国際会計基準の適用が強制されています。それに伴って、2007年1月に始まる年度より域外企業も国際会計基準に準拠した財務諸表を作成しなければならなくなります。
しかし、日本やアメリカは、独自の優れた会計基準をすでに有しているために、自国基準で作成した会計報告で代替したいと考えていますが、EUがそれを認めるか否かが大きな問題となります。EU域内でも、英仏独のような独自の洗練された会計基準を持っていた国々では、現在日米等が経験している問題を一足先に経験してきたが、未だに、適応に苦慮している企業も多くあります。こうした会計問題を日本の企業家や研究者とともに検討することが、今回のシン
ポジウムの課題です。

開催日時:2006年3月20日(月曜日)午後1時30分より
会  場:六甲台本館 102号室

▼予定プログラム▼
全体司会 梶浦昭友氏(関西学院大学)
開会挨拶 野上智行氏(EUIJ関西諮問委員会委員長 神戸大学長)

▼シンポジウム
司会 平松一夫氏(EUIJ関西諮問委員会委員 関西学院大学学長)
●基調講演(問題提起) 徳賀芳弘氏(京都大学教授)
●パネラーのスピーチ
 Stig Enevoldsen (EFRAG: European Financial Reporting Advisory Group)
 松尾直彦氏(金融庁総務企画局)
 Peter Sampers(DSM・フィリップス )
 野村嘉浩氏(野村證券金融研究所)
●シンポジウム討論
閉会挨拶 山地秀俊氏(神戸大学経済経営研究所長)

▼懇親会 「さくら」
挨拶・乾杯 桜井久勝氏(経営学研究科長)

参加・お問合せ先
office@rieb.kobe-u.ac.jp
電話 078−803―7270 (担当:奥野)
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■活動の報告■
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▼RIEBセミナー(ラテンアメリカ・セミナー,ラテン・アメリカ政治経済研究
部会,国際開発セミナー共催)
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/seminar/2005/seminar-details/200601271530.html
経済経営研究所は1月27日(金)に国際協力研究科との共催により、在京アルゼンチン大使館のダニル・ポルスキー特命全権大使を講師に招いて「アルゼンチン経済:持続的成長にむけて」と題するセミナーを開催しました。講演では、アルゼンチン経済が2002年の経済危機から順調な回復を遂げつつあることと、南米の地域経済統合・メルコスルの重要性について詳細な報告が行われました。講演のあと約30人の参加者との間で南北アメリカ大陸の国際関係の展望をめぐって活発な質疑応答が行われるとともに、日本とアルゼンチンの交流に大学が果たす役割への期待が述べられました。セミナーに先立って、ポルスキー大使は神戸大学学長を表敬訪問し、神戸大学とアルゼンチンの大学との間において、協定の締結の可能性を探ることの重要性について話し合われました。
このときの様子はhttp://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2006_01_30_02.htmでご覧いただけます。
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▼第11回神戸経済経営フォーラム 「経済に国境はなくなるのか」
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/lecture/2006/11thforum.html
 毎年恒例の標記フォーラムが1月27日に神戸商工会議所において、神戸商工会議所・神戸大学経済経営研究所の共催で実施されました。今回は「経済に国境はなくなるのか」を統一テーマとし、大学関係者、実務関係者をはじめたくさんの参加者にお集まりいただきました。
 経済経営研究所の下村研一助教授が司会進行を受け持ち、山地秀俊所長の挨拶のあと、次の3名の経済経営研究所所員による講演が行なわれました。浜口伸明助教授の「脱国境の経済学から見た東アジア」、下村耕嗣教授の「グローバリズムの光と影」、そして井川一宏教授の「地域経済統合」です。
 本格的なボーダーレス経済時代はどのようにしてやって来るのか、その時代に対して日本の政府と民間は今のままではどのように反応すると予想されるか、さらにそれがあるべき姿ではないとしたらどのように正されるべきか、という3つの講演を通じて提起された諸問題に対する参加者による関心は想像以上に大きいものでした。講演した所員に対して参加者からたくさんの質問やコメントがあり、学外の方々と経済経営研究所員とが共通のテーマに関する議論を通じて交流を行なう貴重な機会を持つことができました。
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▼RIEB政策研究ワークショップ「財政政策のマクロ経済効果」
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sankangaku-pj/workshop/miyao060201.html
 政策研究ワークショップ「財政政策のマクロ経済効果」が、2月1日、経済経営研究所の政策研究リエゾンセンター主催で開催されました。テーマは日本の財政改革で、郵政民営化・財投改革の影響や望ましい財政改革のあり方について、官学共同の形式で議論されました。
第1報告は、財務省財務総合研究所の中田真佐男氏・安達茂之氏による報告で、郵政民営化によって資金フローが「官」から「民」へ移行することで、国債金利や財政収支がどう変化するか、マクロ計量モデルのシミュレーション分析によって検証されました(討論者は同志社大学の北坂真一教授)。
第2報告では、神戸大学の中村保教授が、より長期的な成長理論の観点から展望報告を行い、所得格差や教育制度・人的資本と内生成長の関係について理論研究が紹介されました。
全体討議では、経済産業研究所の鶴光太郎氏と日本経済研究センターの河越正明氏が、より政策現場に近い立場から、望ましい財政改革のあり方について議論が交わされました。
高齢化の影響や消費税増税の問題(実効税率の高さ)、また政策形成の過程での経済学者の果たすべき役割などについても活発に議論されました。今後も官学共同の取り組みを通じて、真に望ましい経済政策のあり方を検討していきたいと思います(なおワークショップの概要は、近日中に報告書に取りまとめ、ホームページでも公開する予定です)。
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▼東北地域MOT推進シンポジウム
1月28日に経済産業省主催で、MOTと産官学連携の推進をテーマとした東北地域MOT推進シンポジウムが福島県郡山市ホテルハマツで開催されました。東北経済産業局長と福島県知事(代理)の挨拶に続き、当リエゾンセンターの延岡健太郎教授が「付加価値創造の最大化に向けたMOTとは」の題目で基調講演を行いました。午後のパネルディスカッションでは、東北地域のものづくりについて、活発な議論が交わされました。
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■ディスカッションペーパー■
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こちらに掲載されているものは最近、出されたディスカッションペーパーです。
過去のディスカッションペーパーにつきましてもホームページ上から自由にダウンロードすることができます。
和文一覧: http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/dp/index-j.html
英文一覧: http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/dp/index.html
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▼Discussion paper series No.179
「Performance Impact at the Board Level: Corporate Governance in Japan」
Ralf BEBENROTH,LI Donghao 著 2006年1月
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▼Discussion Paper Series No.180
「Transversality Conditions and Dynamic Economic Behavior」
KAMIHIGASHI Takashi 著 2006年1月
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▼Discussion Paper Series No.181
「A well-behaved utility function can generate Giffen's paradox」
DOI Junko,IWASA Kazumichi,SHIMOMURA Koji 著 2006年2月
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▼Discussion Paper Series No.182
「Communication Externalities on the Knowledge-based Firms in
Metropolitan Areas: Case Study of China and Korea」
HAMAGUCHI Nobuaki,KAMEYAMA Yoshihiro 著 2006年2月
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▼Discussion Paper Series No.183
「Consumer behavior in Japan and its structural change: Re-examination
by sup-predictive test」
KOZUKA Masafumi 著 2006年2月
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■コラム■
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今月のコラムは経済経営研究所 磯辺剛彦教授による「企業にとってのリスクとは?」です。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sendinfo/column/pdf/column039.pdf

次回のコラムは経済経営研究所 伊藤宗彦助教授による「勝ち組と負け組」です。

バックナンバーもご覧頂けます。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sendinfo/column/columnbackno.html
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■出版物■
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▼下村 研一 著「実験ミクロ経済学(11)外部性:コースの定理とその向う側」
『経済セミナー』No.613・614 2006年2・3月号(日本評論社)pp.72-pp.77に掲載
●『経済セミナー』2005年4月号から2006年2月号まで、経済経営研究所 下村研一助教授が「実験ミクロ経済学」というテーマで連載しこの度終了致しました。
以下のURLから、『経済セミナー』の目次情報をご覧頂けます。
http://www.nippyo.co.jp/maga_keisemi/index.htm
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■経済経営研究所 リエゾン活動へのリンク■
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▼セミナー
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/seminar/index-j.html

▼ディスカッションペーパー一覧
和文:http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/dp/index-j.html
英文:http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/dp/index.html

▼経済経営研究所 全教官と研究
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ResearchStaff/index-j.html

▼過去のニュースレター
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sendinfo/mailinglist/newsletterback.html

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