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リエゾンニュースレター No.038
2006年1月号
神戸大学 経済経営研究所
附属政策研究リエゾンセンター
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■第11回神戸経済経営フォーラム ―経済に国境はなくなるのか―■
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1月27日(金)に第11回神戸経済経営フォーラムを開催致します。
わが国経済のグローバル化は、中国・ロシア・インドなどの台頭もあって急激に進んでおりますが、果たして本格的なボーダレス経済時代が来るのかどうか、大変関心の強いところであります。そこで、今回の神戸経済経営フォーラムは、「経済に国境はなくなるのか」をメインテーマに開催いたしますので、多数ご参加賜りますようご案内申し上げます。
日時:平成18年1月27日(金)14:00〜17:00
場所:神戸商工会礒所3階会議室
(中央区港島中町6-1ポートライナー「市民広場駅」北側へ徒歩3分)
主催:神戸大学経済経営研究所・神戸商工会議所
内容:
司会進行 神戸大学経済経営研究所助教授 下村研一氏
開会の挨拶(14:00)
神戸大学経済経営研究所長 山地秀俊氏
講演1(14:05‐15:00)
テーマ:「脱国境の経済学から見た東アジア」
講師:神戸大学経済経営研究所助教授 浜ロ伸明氏
講演2(15:05‐16:00)
テーマ:「グローバリズムの光と影」
講師:神戸大学経済経営研究所教授 下村耕嗣氏
講演3(16:05‐17:00)
テーマ:「地域経済統合」
講師:神戸大学経済経営研究所教授 井川一宏氏
プログラムの概要、参加申込方法につきましては下記のアドレスよりご覧下さい。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/lecture/2006/11thforum.pdf
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■RIEB政策研究ワークショップ「財政政策のマクロ経済効果」■
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小泉内閣により小さな政府への方向性が定まり、郵政民営化・財投改革などが実行に移される段階に入ります。その過程で公的部門に偏在している現在の資金フローはどう変化し、今後国債への需要、長期金利はどう影響を受けるか。シミュレーション分析により今後の動向を分析します。また経済の持続成長を高めるために、政府は限られた税収をどう戦略的に分配すればよいかも問題です。なかでも外部生を持つとされる人的資本・教育投資はどう分配すればよいのでしょうか。所得や人的資本の分配と経済成長の関係を理論的に整理し、財政による望ましい資源配分のあり方を探ります。
日時:平成18年2月1日(水)、13:30から17:30
場所:神戸大学経済経営研究所 会議室(研究所新館2階)
(1)13:30〜14:50 財政改革のマクロ経済効果
報告者:中田真佐男氏(財務省財務総合政策研究所主任研究官)
論 題:「わが国資金循環の変化が政府債務に及ぼす影響
−財政投融資制度の変革を中心に−」
討論者:北坂真一氏(同志社大学経済学部教授)
(2)15:10〜16:10 成長理論からみた財政政策
報告者:中村保氏(神戸大学大学院経済学研究科教授)
論 題:「経済成長、所得格差及び財政政策---理論面からの展望」
(3)16:10〜17:30 全体討議
ご関心のある方の参加を歓迎します。
参加申込方法につきましては下記のアドレスよりご覧下さい。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sankangaku-pj/workshop/miyao060201.html
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■平成17年度 神戸大学「ツーリズム」フォーラム■
― アジア諸国に学ぶわが国の観光立国政策 ―
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2003年、わが国は「観光立国」を宣言しました。そのねらいは、国際旅行収支の改善にあり、そのために訪日外国人旅行者を2010年に1,000万人にする目標を立てました。なかでも、東アジア諸国からの訪日客の増加を期待しています。一方、東アジアには日本を上回る外国人旅行者を受け入れている国が多いのですが、それらの国はいかなる施策でもって外国人旅行者を受け入れているのでしょうか。わが国が学ぶべきは,意外にも東アジアの外国人受け入れ先進国からではなかろうかと、裏返して見てみたいと思います。
開催日:平成18年2月18日(土)
場 所:第T部及び第U部 神戸大学アカデミア館 504号室
交流会 「さくら」(神戸大学アカデミア館 3F)
内容:
13:30〜13:40 開会の辞 山地 秀俊(神戸大学経済経営研究所長)
13:40〜14:30 第I部 基調講演
「空港会社から見たわが国の訪日客受け入れの状況と課題」
村山 敦(関西国際空港株式会社代表取締役社長)
14:40〜17:10 第II部 パネルディスカッション
パネリスト 鄭 保壘(中国国家観光局大阪駐在事務所長)
金 應相(韓国観光公社大阪支社長)
金森 尚人(タイ国政府観光庁大阪事務所マーケティングマネージャー)
アズハリ・ハーロン(マレーシア政府観光局大阪支局長)
コーディネーター 小西 康生(神戸大学経済経営研究所教授)
17:10〜17:15 閉会の辞 山地 秀俊
17:30〜19:30 交流会
参加費:第T部及び第U部は無料,交流会は2,000円
定員:100名(先着順)
参加申込:E-mailにて下記の事項をご記入の上,平成18年2月9日(木)までに
下記連絡先までお申し込み下さい。
@氏名,A所属・連絡先,B参加予定のセッション(第T部,第U部,交流会)
連絡先:
神戸大学経済経営研究所 附属政策研究リエゾンセンター(担当:田村)
E-mail tamura@rieb.kobe-u.ac.jp
Tel: (078) 803-7272 Fax: (078) 803-7272
このフォーラムへのお問い合わせも上記にお願いいたします。
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■リエゾン活動の報告■
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▼情報家電産業・技術経営研究会
本年度の上記研究会については、9月に「垂直統合と水平分業の新たな展開」−PC産業の現状と今後の展開−、12月に「モジュールの市場化とコモディティ化」、先日1月13日には「ハードとソフトの両面から考えるデジタル機器の高付加価値化」−カーナビの場合−、のテーマ設定で開催されました。
次回のテーマは「デジタル機器開発におけるプラットフォーム戦略の追求」−システムLSIを中核として−を予定しており、これで平成17年度についてはひととおりの予定を終了することとなります。
毎回40名を超える参加者がデジタル家電のコモディティ化や製品競争力の強化のための戦略等について活発な議論を交わす中で、日本企業がいかなる技術経営を進めていくべきかの本質が明らかになりつつあるとともに、その難しさについても多くの問題が提起されています。本リエゾンセンターとしては、引き続きこのような問題の解明について、産学官の知見を結集した取り組みを進めていくこととしています。
研究会の内容等については下記のURLをご参照下さい(内容は随時更新されます)。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/mot-it/top.html
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■1月以降のセミナー■
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随時更新されますので、ご興味のある方は、ウェブページの方へご確認下さい。
セミナーの詳細もこちらからご覧頂けます。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/seminar/index-j.html
また、当研究所のセミナーは詳細ページの「対象」に該当する方ならどなたでもご参加いただけます。企業等一般の方のご参加も歓迎いたします。会場準備の都合上、参加ご希望の方は事前に下記アドレスからお申し込み下さい。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/seminar/seminar-join.html
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▼兼松・RIEBセミナー(貿易政策研究部会・IEFS Japanセミナー共催)
1月19日(木) 15:30〜 宮際 計行(エモリー大学)
「Information Spillovers and Strategy Correlation in Foreign Direct
Investment」
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▼RIEBセミナー(ツーリズム研究部会共催)
1月28日(土)
14:00〜 杉山 知子(NPO法人 芸術と計画会議(C.A.P.))
「住民がツーリスト。そんな街の魅力とは?」
15:30〜 栗原 良明(株式会社梅田芸術劇場)
「観光の視点から劇場を考える」
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■コラム■
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今月のコラムは経済経営研究所 下村研一助教授による「論文をつくる」です。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sendinfo/column/pdf/column038.pdf
次回のコラムは経済経営研究所 磯辺剛彦助教授による「企業にとってのリスクとは?」です。
バックナンバーもご覧頂けます。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sendinfo/column/columnbackno.html
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■活動の報告■
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▼EU便り
当研究所(EUインスティテュート)のビーブンロット,ラルフ助教授から、「日産自動車のリバイバルプラン」です。
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sendinfo/report/report010.pdf
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■着任のお知らせ■
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▼サチィヤ・ダス客員教授の紹介
経済経営研究所
片山 誠一 教授
サチィヤ・ダス先生は1953年生まれでインド国籍。夫婦ともISI(インド統計研究所)の教授です。ただし、奥さんのサンガミトラさんは研究所の経済部門のヘッドですから、少なくとも勤め先ではアタマがあがらないのではないでしょうか。子供さんが2人いらっしゃって、ただいまアメリカでまだ教育を受けている最中です。(インドの大学の先生の給与は、円換算でも独立法人の大学の先生と変わらないのではないでしょうか。それでも2人もアメリカにやると大変です。インドでは大学教授の地位は高いのです。)
ちなみにISIはエコノメトリクスの創始者であるマハラノビス教授によって設立されました。数学・統計学などのすう部門からなる純粋な研究所で少数の大学院生はいますが、学部教育はありません。研究所の名誉教授片野先生はここで学位を受けておられますし、研究所所属の日本学術振興会研究員福味さんもここに留学されていました。
学位はアメリカのサザン・メソジスト大学です。この大学は私の先にいっていたエモリーと同系統のメソジスト派の基礎で出発しています。その後ウィスコンシン大学、インディアナ大学で教えた後、ISIに1995年より所属しています。多くの客員教授を経験しておりますが、神戸大学では1998年3ヶ月研究所外国人客員を勤められました。
専門は、広く理論経済学ですが特に国際貿易と国際金融、経済発展論です。また貿易と個人の所得・資産の分配、政治経済および成長に研究の関心をおいています。
景気循環の本やミクロ経済学の本の他、専門雑誌に掲載されている論文の数は多く、この原稿を書くためCVを見ましたが、数えるのがめんどうなので止めました。
大変気さくな人なので、また機会をみてはなして見てください。
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■出版物■
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▼下村 研一 著「実験ミクロ経済学(10)外部性:調整過程とピグー税」
『経済セミナー』No.612 2006年1月号 (日本評論社)pp.85-pp.89に掲載
●『経済セミナー』2005年4月号から2006年2月号まで、経済経営研究所 下村研一助教授が「実験ミクロ経済学」というテーマで連載予定です。
以下のURLから、『経済セミナー』の目次情報をご覧頂けます。
http://www.nippyo.co.jp/maga_keisemi/index.htm
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■経済経営研究所 リエゾン活動へのリンク■
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▼セミナー
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/seminar/index-j.html
▼ディスカッションペーパー一覧
和文:http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/dp/index-j.html
英文:http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/dp/index.html
▼経済経営研究所 全教官と研究
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ResearchStaff/index-j.html
▼過去のニュースレター
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/sendinfo/mailinglist/newsletterback.html
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center@rieb.kobe-u.ac.jp
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加工・転載・引用はしないで下さい。
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神戸大学経済経営研究所附属政策研究リエゾンセンター
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町2−1
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/liaison/index-j.html
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