タイトル
オペレーション・システムの標準化要因の考察 −標準化とマーケティング要因の関連性分析−

要旨

 OSと呼ばれるソフトウエアに焦点を当て、巨大な市場を形成する製品競争のなかで、標準化にはどのような要因が関連しているのかを検討することを目的にする。結果として、OSを性能面、流通面より4つに分類した。マーケティング上、中間流通業者が介入し、品質保証・性能向上を請け負う独特の流通構造が形成される委員会型のOSは、必ずしも標準化には優位ではない性質を有する。一方、市場型のOSは、製品開発の短中長期のマイルストーンの提示、品質保証のシステムにより、顧客をロックインし易い構造を有する。


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