新着情報 (2013.06.13)

当研究所が第5回アフリカ開発会議(TICAD V)に協力しました

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写真提供:久野真一/JICA
 

神戸大学は、2013年6月1日(土)~3日(月)に横浜市で開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において、サイドイベントの一つとして開催されたハイレベル・パネルディスカッション「若年層と雇用:アフリカの若者に明るい未来を」の共催機関の一つとして参加しました。当研究所はこのイベントに向けて国際共同研究チームを組織し、政策提言レポート"Empowering Young Africans to Live Their Dreams"をJICAと共同で作成しました。


イベントでは、まずアリエティ・ガーナ大学副学長が、JICA、世界銀行、アフリカ開発銀行が各機関でこれまで行われた若年雇用に関する調査に基づいてとりまとめた共同政策提言を報告した後、道傳愛子NHK解説委員が司会を務め、ガボン、南アフリカ、タンザニア各国大統領と世界銀行およびアフリカ開発銀行の総裁とJICA理事長、マサチューセッツ工科大学貧困削減ラボのグレネスタ代表が登壇したパネルディスカッションが行われ、活発な議論が交わされました。アリエティ、グレネスタ両氏は当研究所の共同研究者です。


アフリカでは若年人口が急増しているにもかかわらず、その3分の2が生活を維持できる水準に満たない低所得しか得られない不安定な就業状況にあります。各国代表団のこの問題に関する関心は極めて高く、会場の収容人数を超える聴衆が集まりました。イベントを通じて、現状の重大さと、ダイナミックなアフリカの若者が理想とする未来を実現するために、革新的な対策に総合的に取り組む必要性について理解が深まりました。


 6月4日には、世界銀行、アフリカ開発銀行、JICA、神戸大学が東京でテクニカルディスカッション「アフリカの若者に明るい未来を」を共同で開催し、各機関のアフリカ若年雇用に関するレポートの内容をくわしく報告しました。6月2日のパネルディスカッションでも紹介された神戸大学とJICAの共同レポートの報告は、浜口伸明研究所長が行いました。このレポートは下記リンクからダウンロードしてお読みいただけます。



英語版
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/newsletter/TICAD/TICAD_policybrief_EN.pdfpdf


フランス語版
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/newsletter/TICAD/TICAD_policybrief_FR.pdfpdf


日本語訳
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/newsletter/TICAD/jp_TICAD_policybrief.pdfpdf


パワーポイント発表資料
http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/newsletter/TICAD/TICAD_ppt.pdfpdf