ファインズ社のサービス・イノベーション ~サントリーグループによる高級ワイン市場の形成~
サントリーグループは創業以来、日本のワイン市場の発展に貢献してきました。ワイン市場の中でもとりわけ付加価値の高い、高級ワイン、すなわちファインワインは、年間に限られた本数しか出荷されないという希少性や、毎年のブドウの出来具合によって大きく左右される品質や値段といったように、独特のビジネスモデルを基盤としています。日本でも日常生活に馴染みつつある輸入ワインですが、それがどのように生産され、輸出国の現地で取引され、日本の港まで運ばれて、我々が目にする小売店やレストランまで届くのか、あまり知られていません。ビデオでは、高級輸入ワインの代名詞であるフランスの三大生産地、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュを取材し、各地域でワイン取引を担う、シャトーやドメーヌの生産者、流通業者のネゴシアンが果たす役割を概説します。日本でのファインワインの市場形成には、そうした現地との懸け橋となるインポーターの存在が欠かせません。高級ワインの高い品質を守るリーファー輸送の流通技術を駆使し、他方では現地業者やソムリエ、国内流通業者との信頼関係の形成によって、ファインワインの価値最大化に取り組んでいます。
主な撮影地:フランス・日本
学習の観点:ワインビジネス、アンゾフ・マトリックスの新事業開発
ビデオ上映時間:40分
キーワード: ネゴシアン、 A.O.C.、 100%リーファー輸送