企業競争力研究部門 Corporate Competitiveness Unit

企業活動のグローバル化が進展し、国境を越えた企業間競争が一般的になった今日、企業の戦略や組織およびその競争環境や市場を、グローバルおよび地域や各国の特性を考慮して多面的・かつ多層的に分析・考察することが求められます。このような背景をもとに企業の国際競争力に関して、次の視点より理論的および実証的研究を行います。

  1. 企業戦略、企業組織
  2. 産業組織、競争政策
  3. 国家研究開発政策(イノベーション政策)
  4. 企業技術戦略(イノベーション戦略)
  5. 企業製品開発・生産戦略および組織
  6. 環境経営
研究分野 研究課題
イノベーションマネジメント 企業の競争力の源泉としてのマネジメント能力について研究します。研究分野は、企業の技術イノベーション分野だけではなく、特に製造業のサービス化による収益化の研究を行います。特に、企業内部組織の変革、サプライチェーン構築、ビジネスモデルの創造といったサービス・イノベーションの研究を進めます。
コーポレートガバナンス 企業統治についての法・規制および資本市場要因など企業環境と企業統治機構およびその機能との関連について理論的および実証的研究を行います。
産業組織 完全競争市場、寡占市場、独占的競争市場それぞれにおける市場構造、市場行動、市場成果に関して分析、評価、そして比較を行う。特に同一産業において、多額の固定費用の支出により大量生産と超過利潤の機会が得られる寡占企業と、比較的少額の固定費用の支出により操業可能で生産は少量で収入と経費は相殺しあう独占的競争企業が共存する状態を考えたい。
国際経営 <グリーン・サプライチェーン・マネジメントと環境パフォーマンスに関する研究>
現在、企業の環境経営は、一企業だけのものからグローバルに展開するサプライチェーン全体を考慮したものに焦点が移りつつあります。これは、例えば、低炭素社会に向けてサプライチェーン全体での温室効果ガス排出量を測定、報告するカーボンフットプリントやスコープ3といった手法が一般化しつつあることからも明らかです。そこで、本研究分野では、そうしたサプライチェーン単位での環境経営への取り組みが、各企業およびサプライチェーン全体の環境、経済の両面に与える影響について分析を行い、グリーン・サプライチェーン構築に向けた考察を行っていきます。